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犬や猫はキャベツを食べても平気?与え方や注意点をご紹介

私たちの食卓に欠かせないキャベツ。犬猫にキャベツを与えても大丈夫なのか、気になる飼い主さんも多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、犬や猫にキャベツを与えて平気なのか、注意点と合わせて解説していきます。

「キャベツ」は犬や猫にあげてもいい?量はどのくらいまで?少量でもダメ?

キャベツは犬や猫にあげていい?

結論から言うと、犬猫はキャベツを食べても平気です。キャベツには犬猫にとって有毒な成分は含まれていません。また、ビタミンCやK、カリウム、カルシウムなどの栄養素も豊富に含まれています。

ただし、キャベツはシュウ酸やゴイトロゲンなどの成分も含んでいるため、食べ過ぎには注意が必要です。シュウ酸は尿路結石の原因になる可能性があるため、特に尿路結石のリスクが高い犬猫には与えないようにしましょう。また、ゴイトロゲンは甲状腺機能低下症の原因になる可能性があるため、甲状腺機能低下症の犬猫には与えないようにしましょう。

「キャベツ」の栄養素

キャベツの栄養素とシュウ酸、結石

キャベツには、主に以下の栄養素が含まれています。

  • ビタミンU(キャベジン)
  • ビタミンC
  • カリウム

それぞれの栄養素にどのような効果があるのか見ていきましょう。

ビタミンU(キャベジン)

ビタミンUは、キャベツに含まれる栄養素の1つで、別名「キャベジン」とも呼ばれています。胃の粘膜を保護し、胃酸の分泌を抑える働きがあると言われています。そのため、胃のもたれや消化不良、胃潰瘍などの予防や改善に効果的と考えられています。

また、ビタミンUは、傷の治癒を促進する働きもあると言われています。そのため、傷跡を残りにくくする効果も期待されています。

ビタミンC

ビタミンCは、キャベツに含まれる栄養素の1つで、抗酸化作用やコラーゲンの生成促進作用など、さまざまな働きがあります。

抗酸化作用により、活性酸素の働きを抑えて細胞の老化を防ぐ効果があります。また、コラーゲンの生成促進作用により、肌や骨、血管などを健康に保つ効果があります。さらに、ビタミンCは、免疫力を高める働きもあると言われています。そのため、風邪やインフルエンザなどの予防にも効果的と考えられています。

カリウム

カリウムは、キャベツに含まれる栄養素の1つで、体内の余分な塩分を排出し、血圧を下げる働きがあります。また、カリウムは、筋肉の収縮や神経の伝達など、さまざまな働きに関与しています。さらに、カリウムは、骨や歯を丈夫にする働きもあると言われています。

「キャベツ」などに含まれるシュウ酸とは?

キャベツとシュウ酸、犬猫の結石の原因

シュウ酸とは、自然界に広く存在する有機化合物の一種で、カルシウムと結合すると結晶化しやすい性質があります。

シュウ酸は犬の病気として多い結石を起こす原因の一つとなり、基本的にお野菜は、結石の原因になりやすいです。

結石は大きく分けて2種類ありますが、シュウ酸は尿が作られる時にカルシウムと結合してできる「シュウ酸カルシウム結石」と、強アルカリの野菜を食べることによってアルカリ性に傾く「ストラバイト結石」があります。

基本的には、あげないほうが良いです。

キャベツは犬猫にはおすすめしない

前述したシュウ酸などのリスクを踏まえると、積極的に犬猫に与えるのは避けた方が良いかもしれません。主な理由は以下の通りです。

  1. 他の野菜よりも結石の原因物質を多く含む(高アルカリ性、高いシュウ酸含有量)
  2. 結石は犬猫では内科的な処置が難しく、 リスクの大きな手術となる
  3. 結石は繰り返すケースが多く、一生、結石防止用の特別な病院食を食べ続けるケースが多い
  4. キャベツ以外の野菜が他にある

結石の原因物質として考えられるキャベツを、あえて与える必要はないです。仮に与える際は、分量に気を使って与えすぎないようにしましょう。

「キャベツ」を含め、野菜は「少なめ」に与えましょう。

犬や猫にはキャベツを含めて野菜は少なめに、肉や魚と一緒に

犬や猫はアルカリ性尿になると、うまく有害菌が殺せなくなり(免疫の弱体)、膀胱炎、腎炎などを起こしやすくなると言われます。

肉や魚などのたんぱく質を摂取すると、尿は酸性となり、犬猫には理想的な状態となります。つまり、ペットの健康には適度な肉の摂取も必要と言えます。

犬猫にキャベツを与える方法

犬や猫へのキャベツの与え方

犬猫にキャベツを与える場合、生で与えても問題ありませんが、消化不良を起こす可能性があるため、茹でてから与えるのがおすすめです。

みじん切りにする

キャベツは、葉を1枚ずつ剥がし、細かく刻んでおきます。外葉や芯は、固くて消化に悪いため、避けましょう。

茹でる

茹でる場合は、キャベツを水に入れて、火にかけて沸騰させます。沸騰したら、弱火にして5〜10分ほど茹でます。

具体的な処理方法は以下をご覧ください。

【処理方法】
1、細かくみじん切りにして必ず10分間茹でる
、茹で汁は捨てる(結石のもととなる、ミネラルやシュウ酸除去の為)
※焼く、蒸す、レンジはNG
※与えすぎに注意、少量のみ

あげる際は、処理方法・量などがとても大切です。

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結論①

犬や猫へのキャベツの与え方、ゆでた野菜と一緒に

~ゆでたミックス野菜と一緒に~

ゆで野菜とゆでキャベツの割合は1:1

おすすめの「ゆで野菜」

おすすめのゆで野菜と調理法

トッピングにおすすめの野菜があります

◆サキニコブ(血糖値を上げにくい野菜)
さつまいも・きのこ・人参・小松菜・ブロッコリー

いずれも必ず細かくみじん切りし、10分茹で、ゆで汁は捨てましょう。
※焼く、蒸す、レンジはNG

結論②

犬や猫へのキャベツはドライフードとゆでた野菜と一緒に

~ドライフード+ゆで野菜+ゆでキャベツ~

フード、ゆで野菜、ゆでキャベツの割合は、 1:1:1または 2:1:1目安

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