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断片的な情報で、すべてを判断してはいけない。

ドッグフード選びは、断片的な情報だけで、すべてを判断してはいけない。

癌のとき、腎臓病のとき、結石のときの都市伝説!?

飼い主さんと話していると、こんなことをよく聞きます。

■癌の時は、高タンパク質、高脂肪がいい。
■腎臓病、肝臓病には低タンパク質、低脂肪がいい、
■結石は尿酸値のph(ペーハー)をコントロールする療法食を一生続けなければならない。

本当にそうなのでしょうか?

実際に上記を実践されている飼い主さんからは、ある情報を鵜呑みにして、実践後に思わぬ結果が出てしまったと嘆きの声をいただきます。すべての飼い主さんがそうではありませんが、一言で言うとこれに尽きます。

ネットの断片的な情報に振り回されて、飼い主さんが混乱している。

典型例をあげてみますね。

例)愛犬が腫瘍の場合

■ネットの断片情報
癌の時には高タンパク質がいいと聞き、タンパク質の代名詞であるお肉(牛、鶏、鹿、馬ジャーキーを一生懸命あげています。

■信じて実践した結果
たとえ無添加と言えども、乾燥ジャーキーのタンパク質は60~80%。これではタンパク質を分解しようと肝臓、腎臓はフル回転状態で、内臓器官の数値が上がる可能性が高い。良かれと思って、無添加を選びながらも、結果的にメリットよりデメリットの方が大きくなる。

■理想的な対応
腫瘍の場合、タンパク質は30~45%の範囲が推奨されています。つまりこの範囲内でなければ、良かれと思ってタンパク質をあげても、高すぎては意味がないということです。またタンパク質だけではなく、脂質比率も大切です(20~40%)が、植物性の良質な脂質補給ができていない場合が多い。

例)愛犬が腎臓病の場合

■ネットの断片情報
腎臓病には、お肉などを控える低タンパク質が良く、低タンパク質の療法食を長期間食べる必要がある。

■信じて実践した結果…
長期間継続した結果、タンパク質不足による栄養失調で毛艶が悪くなったり、皮膚疾患、他の部位の調子、症状が悪化する。

■理想的な対応
腎臓病の場合、タンパク質は14~20%が良いとされ、低タンパク質でリンを抑える必要がある。が、同時に良質な栄養も補う必要がある。

例)愛犬が結石の場合

■先生のアドバイスで
結石専用の療法食を一生食べさせないといけないと言われた。

■信じて実践した結果
1年後、ストラバイト結石からシュウ酸カルシウム結石に。尿酸値はph8→5に。

■理想的な対応
極端な栄養制限をした療法食の使用は、一定期間に留め、尿酸値(アルカリ性、酸性)を把握し、6.1~6.6の弱酸性を保つことが理想的です。

上記は、単独の発症の場合の対応になりますが、実際には他の病気を併発する場合も多いです。例えば下記のようなケースがあります。

病気の併発、その一例

  ・腎臓病と腫瘍
  ・肝臓病と腫瘍
  ・腎臓病と膵炎
  ・胆泥症と心臓病

このように併発した場合は、食事の内容がさらに複雑になります。
獣医の先生に質問しても、食事や栄養学については管轄外らしく、質問しても、なかなか明確な答えが得られない場合も多く、どのフードにスべきか?迷われている飼い主さんがとても多いのが現状です。

情報サイトは、ある程度の参考にはなりますが、極端な結論が多く、そのまま鵜呑みにしないように注意することが大切です。

犬の癌・腫瘍や腎臓病や肝臓病など特別療法食シリーズ 犬の腎臓病や肝臓病など特別療法食シリーズ

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