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犬の適切な食事回数|1日何回が正解?子犬・成犬・老犬に分けて解説

日頃愛犬にどれぐらいの回数の食事を与えていますか?犬を飼っている飼い主さんにとって、適切な食事回数を気にしている方は多いのではないでしょうか?

 

そこで本記事では、幼犬・成犬・老犬(高齢犬)等、年齢や健康状態によって適正な食事回数を解説していきます。

年齢によって適切な食事回数は違う

犬の適切な食事回数は、生涯を通じて変化します。幼犬は、消化機能が未発達で体も小さいため、1日3回以上、小さな量を与えるのが一般的です。成犬は、消化機能が成熟し、活動量も高くなるため、1日2回程度で十分です。シニア犬は、活動量が低下し、消化機能も衰えるため、1日1回程度に減らす必要があります。飼い主は、犬の年齢や体調に合わせて、適切な食事回数を見極めてあげましょう。

幼犬(子犬時期)の食事回数

犬の成犬期は、犬種によって異なりますが、一般的に小型犬は6~8ヶ月、中型犬は9~10ヶ月、大型犬は12~18ヶ月で到達します。幼犬(子犬)の時期1日3~4回食が基本です。

幼犬が成犬よりも食事回数が多い理由

・体が小さく、一度にたくさんの量を食べられない

・消化器官が未発達で、食べたものを消化する力が弱い

・成長期の犬は、体重や体格を大きくするために、成犬よりも多くのエネルギーが必要

飼い主さんがこれらの事情をよく理解し、愛犬の健康を守るために、食事や運動などの管理をしっかりと行うことが大切です。

幼犬(子犬)に食事を与える際の注意点

幼犬は成犬に比べて、成長や活動量のために多くのエネルギー、カロリーが必要です。適正な食事量は成長とともにどんどん変化しますので、子犬期は1週に1回、体重を計り、その都度、1日の適正な食事量を確認するようにしてください。

食事を増やす場合でも、子犬は消化器官が未発達なので、一度にたくさんフードを与えると嘔吐や下痢を起こしてしまうことがあります。一度に食べられる量を見極めながら、適切な食事回数を検証してみてください。

成犬の食事回数

生後1年を過ぎた成犬は、体も心も成熟し、より活発でエネルギッシュになります。また、自分で判断して行動できるようになり、様々なことを学ぶようになります。犬はドライフードの消化に約12時間かかるため、犬に与える食事は、12時間の間隔を空けて、1日に2回与えるのが適切です。

成犬に食事を与える際の注意点

犬は、生後6カ月を過ぎると、消化器官が発達し、一度に多くのフードを食べられるようになります。そのため、消化不良などのリスクを減らすために、子犬のころよりも食事回数を減らし、1回の量を増やすべきです。ただし、小型犬など、一度に食べられる量が少ない場合には、1日2回にこだわらず、食事回数を増やすと、消化器官への負担を軽減できます。

犬は成犬になると、子犬の時期よりも、エネルギー要求量が少なくなります。そのため、子犬の時期と同じ様にフードを与え続けてしまうと、体重が増えすぎて肥満状態になることもあります。そのため、体重当たりのフード量を減らし、適正な量になるよう調整が必要です。また、逆に運動量の多い犬の場合は、減らしすぎてしまうことで体重が減ってしまうこともあります。体重と食事量は、愛犬の状態に合わせて適切に管理することが大切です。

老犬(シニア犬・高齢犬)の食事回数

一般的に老犬(シニア犬・高齢犬)と言われる時期は、小型犬や中型犬の場合、8歳以降が目安とされています。一方、大型犬はもう少し早く、7歳以降でも老犬(シニア犬・高齢犬)と考えておきましょう。

老犬になると、運動量の減少に伴いエネルギー要求量が減少し、腸の働きも低下します。そのため、老犬用フードへの切り替えを検討する飼い主さんが増えています。老犬(シニア犬)の高齢期になると、少食になる犬もいます。犬の食欲は、運動量や健康状態などの変化によって変動します。そのため、犬の様子をこまめに観察し、食事の量や内容を適宜調整することが大切です。老犬(シニア犬)は、運動量が落ちることから、成犬のころよりも食事量を減らす必要がある場合もあります。

健康で食欲がある間は、1日2回のままでかまいません。消化器系にトラブルを持つ犬、体力が落ちている犬は、消化器官への負担を減らすため、1日3~4回に分けて、無理なく食事をあげましょう。

老犬(シニア犬)に食事を与える際の注意点

老犬(高齢犬)は、消化器官の機能が衰えるため、一度に食べられる量が減り、最終的に1日の必要なカロリーを摂取できなくなることがあります。その時は、成犬時よりも食事量を減らし、そのぶん食事回数を増やすとよいでしょう。

犬は、歯が弱っていたり、歯石などの違和感があると、食欲が低下することがあります。そのため、フードの硬さにも注意し、必要であれば粉砕したり、ふやかしたりして、食べやすくしてあげるとよいでしょう。消化の良いウェットフード、スープタイプのフードの活用もおすすめです。

また、体の状態によって食事の内容にも気を配りたいですね。

便秘がちな場合 ⇒ 食物繊維多め

内臓疾患がある場合 ⇒ タンパク質を控える など、

犬の食事の量は、その日の体調や食欲、運動量などに合わせて、適宜調整することが大切です。

犬の食事回数を決める・変える際に確認すべきこと

軟便・便秘気味になっていないか

愛犬ちゃんの元気のバロメーターの1つが便の状態です。きちんと形のある便をして、紙で便を拾っても簡単には崩れず、ペットシーツに少しだけ便のあとが残るくらいの硬さが理想的です。便がうまく拾えないくらい軟らかい時は軟便、逆にコロコロとしていて、紙にもペットシーツにも跡が残らないようならば硬い便といえるでしょう。

また、ほとんどの愛犬ちゃんは、食欲に問題がなければ1日に1回以上の排便があるかと思いますが、いつもと比べて排便の回数が少ない場合には、便秘の可能性を考えたほうが良いかもしれません。軟便、コロコロ便、便秘になっていないか?愛犬ちゃんの元気の状態を確認するためにも、毎日便の状態をチェックしましょう。

軟便の場合

フードの量が多く、消化不良を起こしていることが考えられます。解決策としては、1回のフード量を少し減らして、様子を見てみましょう。

便がコロコロとして硬めの場合

フードの量が少ないことが考えられます。便のようすを見ながら、少しずつフード量を増やしてみましょう。

便秘の場合

食事が原因の場合、食物繊維が少ないことが考えられます。また、水分不足も便秘につながります。適度に食物繊維が含まれているフードにしたり、飲水量が少ないと感じたら、ドライフードをふやかしてみるなどの工夫もおすすめです。

空腹で胃液を嘔吐していないか

フードを食べてから時間をおいて、白っぽい泡のような液体(胃液)を吐く場合は、空腹からくるエネルギー不足の可能性があります。空腹の時間が長いことで、フードを食べていなくても胃酸が分泌され、胃粘膜を刺激するために胃液を吐くこともあります。

この場合は、空腹の時間を短くするために、フード量を増やしてあげると良いでしょう。

早朝に吐くことが多い場合には、夜のごはんのみを2回に分けて、最後のごはんをこれまでよりも遅い時間にずらしてみても良いでしょう。

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まとめ

犬の食事回数は、ライフステージや健康状態、体質によって変化します。一般的に、成犬は1日2回が適切な食事回数とされています。消化器官の弱い子犬やシニア犬の場合は、それよりも食事回数を多くして、小分けすることで、消化しやすく、効率よく栄養を摂取することが期待できます。

愛犬の食事回数や量を決めるポイントとしては、便の状態や空腹時間の長さなどもあります。日々の便や体調をこまめにチェックして、理想的な便になるよう、調節してあげると良いでしょう。

犬にも人間と同様に個体差があります。食事回数や食事量は、ライフステージや体調など、総合的に見たうえで、その子に合ったものにしてあげるのがベストです。

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