犬の適切な食事回数|1日何回が正解?子犬・成犬・老犬に分けて解説 | 和漢・みらいのドッグフード公式ブログ
ペットの健康寿命の鍵は食材選び 食べ方が9割
みらいのドッグフード
みらいのキャットフード
ドッグフード

犬の適切な食事回数|1日何回が正解?子犬・成犬・老犬に分けて解説

あなたの愛犬の食事回数は1日に何回?犬には一体どのくらいの頻度で食事を与えるのが適切と言えるのでしょうか。

幼犬・成犬・老犬(高齢犬)等、年齢や健康状態によって適正な食事回数を解説していきます。

年齢によって適切な食事回数は違う

犬にとって、適切な食事回数や食事量は、生まれてから死ぬまでずっと同じではありません。体も小さく消化機能が成長過程の幼犬の時期、消化機能が充実して活発な成犬時期、動きが鈍くなり消化機能も落ちてくるシニア時期それぞれに合わせた食事回数を、飼い主が見極めてあげることが大切です。

幼犬(子犬時期)の食事回数

犬種によって少しずつ違いはありますが、犬はだいたい半年~1年くらいかけて大人(成犬)になります。幼犬(子犬)の時期は1日3~4回食が基本です。

幼犬が成犬よりも食事回数が多い理由

・体が小さく、一度にたくさんの量を食べることができない

・消化器官がまだ発達しておらず、食べたものを消化する力が弱い

・成長期なので、大きくなるためにたくさんのエネルギーを摂取しなくてはならない

これらの事情を飼い主さんがよく理解して、愛犬が成長できる環境をしっかりと整えてあげることが大切です。

幼犬(子犬)に食事を与える際の注意点

幼犬は成犬に比べて、成長や活動量のために多くのエネルギー、カロリーが必要です。適正な食事量は成長とともにどんどん変化しますので、子犬期は1週に1回、体重を計り、その都度、1日の適正な食事量を確認するようにしてください。

食事を増やす場合でも、子犬は消化器官が未発達なので、一度にたくさんフードを与えると嘔吐や下痢を起こしてしまうことがあります。一度に食べられる量を見極めながら、適切な食事回数を見極めてみてください。

成犬の食事回数

生後1年を過ぎた成犬は、より活発でエネルギッシュに、そして自分で判断して色々なことを学ぶようになっていきます。犬はドライフードの消化に約12時間かかるため、食事は12時間ごと、1日2回が適正と言われています。

成犬に食事を与える際の注意点

消化器官が発達すると、一度にたくさんのフードが食べられるようになり、消化不良などを起こすことも少なくなるため、生後6カ月を過ぎたあたりからの食事回数は子犬のころよりも減らし、1回の量を増やしていくとよいでしょう。ただし、小型犬など1回に食べられる量が少ない場合には、1日2回にこだわらず、食事回数を増やしてあげても良いでしょう。

成犬になった犬は、子犬の時期よりも、エネルギー要求量が少なくなります。そのため、子犬の時期と同じ様にフードを与え続けてしまうと、体重が増えすぎて肥満状態になってしまうこともあります。そのため、体重当たりのフード量を減らし、適正な量になるよう調整が必要です。また、逆に運動量の多い犬の場合は、減らしすぎてしまうことで体重が減ってしまうこともあります。愛犬の年齢と活動量などを考慮して、体重と食事量の管理をしていくことが大切です。

老犬(シニア犬・高齢犬)の食事回数

一般的に老犬(シニア犬・高齢犬)と言われる時期は、小型犬や中型犬の場合、8歳以降が目安とされています。一方、大型犬はもう少し早く、7歳以降でも老犬(シニア犬・高齢犬)と考えておきましょう。

老犬になると、成犬の頃よりも運動量が少なくなることでエネルギー要求量も少なくなり、栄養を吸収する腸のはたらきも低下してきます。このころになると、必要に応じて老犬(シニア犬)用のフードへの切り替えを検討する方が多いようです。

老犬(シニア犬)の高齢期になってから、食が細くなる犬もいます。犬の食欲は運動量と関係していることもあるので、犬の様子をチェックしながら食事の量や内容を見直す必要があります。老犬(シニア犬)の食事回数は、成犬のころとほぼ同じ、という方が多いです。

健康で食欲がある間は、1日2回のままでかまいません。しかし消化器系にトラブルがある犬や、体力が落ちている犬の場合は負担をかけないよう1日3~4回に分けて無理なく与えて頂くと良いでしょう。

老犬(シニア犬)に食事を与える際の注意点

老犬(高齢犬)は消化機能がだんだんと衰えるので、一度に食べられる量が減った結果、最終的に1日の食べるべき量に満たないことがあります。その場合、成犬時より一回の食事量は減らし、そのぶん食事回数を増やしてあげると良いでしょう。

歯が弱っていたり、歯石などの違和感があると食いつきも悪くなるので、フードの硬さにも注意して、必要であれば粉砕したり、ふやかしてあげると良いでしょう。消化の良いウェットフード、スープタイプのフードの活用もおすすめです。

また、体の状態によって食事の内容にも気を配りたいですね。

・便秘がちな場合 ➡ 食物繊維多め

・内臓疾患がある場合 ➡ タンパク質を控える など、

食事の量はその日の体調を見ながら調整しましょう。

犬の食事回数を決める・変える際に確認すべきこと

軟便・便秘気味になっていないか

愛犬ちゃんの元気のバロメーターの1つが便の状態です。きちんと形のある便をして、紙で便を拾っても簡単には崩れず、ペットシーツに少しだけ便のあとが残るくらいの硬さが理想的です。便がうまく拾えないくらい軟らかい時は軟便、逆にコロコロとしていて、紙にもペットシーツにも跡が残らないようならば硬い便といえるでしょう。

また、ほとんどの愛犬ちゃんは、食欲に問題がなければ1日に1回以上の排便があるかと思いますが、いつもと比べて排便の回数が少ない場合には、便秘の可能性を考えたほうが良いかもしれません。軟便、コロコロ便、便秘になっていないか?愛犬ちゃんの元気の状態を確認するためにも、毎日便の状態をチェックしましょう。

軟便の場合

フードの量が多く、消化不良を起こしていることが考えられます。解決策としては、1回のフード量を少し減らして、様子を見てみましょう。

便がコロコロとして硬めの場合

フードの量が少ないことが考えられます。便のようすを見ながら、少しずつフード量を増やしてみましょう。

便秘の場合

食事が原因の場合、食物繊維が少ないことが考えられます。また、水分不足も便秘につながります。適度に食物繊維が含まれているフードにしたり、飲水量が少ないと感じたら、ドライフードをふやかしてみるなどの工夫もおすすめです。

空腹で胃液を嘔吐していないか

フードを食べてから時間をおいて、白っぽい泡のような液体(胃液)を吐く場合は、空腹からくるエネルギー不足の可能性があります。空腹の時間が長いことで、フードを食べていなくても胃酸が分泌され、胃粘膜を刺激するために胃液を吐くこともあります。

この場合は、空腹の時間を短くするために、フード量を増やしてあげると良いでしょう。

早朝に吐くことが多い場合には、夜のごはんのみを2回に分けて、最後のごはんをこれまでよりも遅い時間にずらしてみても良いでしょう。

年齢や疾患等のライフステージ別に 最適な
「5大栄養素」と「和漢植物」を配合したドッグフード

89種類の生薬とサプリ成分を配合。優良タンパク質の鹿肉、季節の魚など、国産原材料を中心の和漢ドックフードです。

まとめ

犬の食事回数は、一生同じというわけではありません。ライフステージや健康状態・年齢によって、適正な食事量や回数は変化します。成犬の場合は1日2回が適正な食事回数と言われています。消化器官の弱い子犬やシニア犬の場合は、それよりも食事回数を多くして、小分けすることで、消化しやすく、効率よく栄養を摂取することが期待できます。

愛犬の食事回数や量を決めるポイントとしては、便の状態や空腹時間の長さなどもあります。日々の便や体調をこまめにチェックして、理想的な便になるよう、調節してあげると良いでしょう。

犬にも人間と同様に個体差があります。食事回数や食事量は、ライフステージや体調など、総合的に見たうえで、その子に合ったものにしてあげるのがベストです

犬の癌・腫瘍や腎臓病や肝臓病など特別療法食シリーズ 犬の腎臓病や肝臓病など特別療法食シリーズ

RELATED POST