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犬にヤギミルクを飲ませても大丈夫?メリットや与え方、注意点を紹介

犬にヤギミルクを飲ませても大丈夫?
ここでは、ヤギミルクを与えるメリットや適切な与え方、注意点などをご紹介いたします。

犬はヤギミルクを飲んでも大丈夫

犬はヤギミルクを飲んでも大丈夫です!

犬に牛乳を与えるとお腹を壊しやすいため、牛乳に比べて脂肪球が小さく、消化しやすいヤギミルクは代替として人気です。
また、栄養価が高く、乳糖の割合も低いため、 胃腸への負担が少ない優しいミルクです。

嗜好性も高いため、水分補給が必要な犬や、食欲がないときのご飯へのトッピングにも適していますが、稀にアレルギーを起こすこともありますので、初めて与える際は少量にして、嘔吐や下痢が起きないか確認しましょう。

犬は何歳(いつ)からヤギミルクを飲める?

ヤギミルクは成分的に犬のミルクに近い性質があるため、生まれてすぐ、離乳期から与えて頂けます。

牛乳よりヤギミルクがおすすめな3つの理由

1. 効率的に栄養を摂取できる

ヤギミルクには、たんぱく質脂肪など、さまざまな栄養素が含まれています。
そのため、犬にヤギミルクを与えることで、栄養補給が期待できるでしょう。

犬が夏バテなどで食欲不振になった時には、ヤギミルクを与えると栄養と水分を効率よく摂れるのでお勧めです。

2. 美味しく水分補給ができる

ヤギミルクは、独特な甘い香りが特徴です。
そのため、犬は喜んでヤギミルクを飲んでくれるでしょう。

暑い時期には水分補給もでき、結石対策として効果的です。特に水をあまり飲まない犬であれば、ヤギミルクを与えてみるとよいでしょう。

3. アレルギー反応を起こしにくい

ヤギミルクは、牛乳などに比べると低アレルゲンです。
牛乳を飲んでアレルギーを起こす原因は αカゼインというタンパク質が原因だと言われています。

しかし、ヤギミルクの場合はβカゼインというアレルギーになりにくいタンパク質が主体となり、αカゼインの含有量が少ないのでアレルギーを起こしづらいミルクとして知られています。
ただし、絶対にアレルギー症状が現れないというわけではありませんので、注意する必要があります。

犬にヤギミルクを与える3つのメリット

1. タウリンを摂取できる

ヤギミルクには牛乳のおよそ20倍ものタウリンが含まれ、人乳と同程度含まれています。

タウリンは体内ではシスチンなどのアミノ酸から作られますが、厳密にはタウリン自体はアミノ酸ではありません。
犬も人間も体内でタウリンを合成する能力を持っていますが、犬は人間と比較すると能力は低く、食事から補う必要があります。

【代表的なタウリンの働き】
・血圧を正しく維持する
・肝臓の解毒能力を維持する
・血糖値のコントロールに必要なホルモン、インスリン分泌に関係する
・視力の衰えを防ぎ、健康的な脳や網膜の発育を維持する
・心臓の収縮運動に関係する

タウリンは、体内のさまざまな器官で重要な役割を持っていることが分かります。
とくに、犬の健康維持では、食事から十分なタウリンが摂取できないことで肝臓や視力、心臓の健康維持に影響が出ることが分かっています。
また、近年では犬の心臓病とタウリンの関係性について注目が集まっています。
過剰に摂取しても不要な分は尿として排出されるとはいえ、栄養成分もバランスが大切なので、多く摂取すれば良いというものではありません

2. たんぱく質を摂取できる

タンパク質は犬の体を作るために必要な栄養素です。健康的な皮膚や被毛、免疫力や筋肉の維持などの効果があります。

ヤギミルクはβカゼインというアレルギーになりにくいタンパク質が主体で、必須アミノ酸も牛乳以上に含まれていますので、タンパク質の良い供給源と言えるでしょう。
ただし、タンパク質も多く摂取すれば良いというものではありません。
とくにシニア期や内臓疾患がある犬にとっては、過剰摂取することで腎臓や肝臓等、内臓での消化吸収の負担となることがあるので注意が必要です。

市販のヤギミルク製品には「脱脂粉乳タイプ」「全脂粉乳タイプ」があります。
「脱脂粉乳タイプ」は脂質を除去していることで、結果的にタンパク質比率が高くなる傾向にあります。これは一見良いことに思えますが、シニア期や内臓疾患がある犬にとっては負担になる可能性があります。
その点、「全脂粉乳タイプ」であれば、脂質が残っているぶん、タンパク質比率が下がります。
愛犬の年齢や疾患で、適切なタイプを選んであげましょう。

3. カルシウムを摂取できる

ヤギミルクは通常の牛乳と比べてカルシウムが比較的多く含まれています。
カルシウムは骨や歯、発育などを維持する効果が期待できます。

市販の「脱脂粉乳タイプ」のヤギミルク製品は、脂質を除去していることで、結果的にカルシウム比率が高くなる傾向にあります。
カルシウムはバランスが大切で、不足することも過剰摂取も犬にとって悪影響を及ぼします。
例えば、カルシウムはシュウ酸と結びつくと、シュウ酸カルシウム結石を作る可能性があります。不足もまた、骨や歯からカルシウムが溶けだし、血液中のカルシウムが増加することで結石のリスクが上がります。

■市販のヤギミルク製品■
【脱脂粉乳タイプ】
・脂質を除去していることで、タンパク質比率、カルシウム比率が高くなる
・シニア期や内臓疾患がある犬にとっては負担になるが、成長期の健康な犬におすすめ

【全脂粉乳タイプ】
・脂質が残っているぶん、タンパク質比率が下がる
・カルシウムの過剰摂取を防ぐといった観点から、尿路結石症の既往歴がある犬におすすめ

犬への適切なヤギミルクの与え方   

・水やぬるま湯に溶かして与える
粉末状になっているヤギミルクは、水やぬるま湯で5~10倍程度に薄めて与えます。
栄養補給を重視したいときは濃いめに作ったり、水分補給を重視したい時は薄めに作ったりと、濃度を調節することも可能です。

・ドライフードにトッピング
粉をそのままフードにかける方法です。
子犬の離乳時期、食が細くなっているとき、シニア犬に栄養を多く摂らせたいときなどにトッピングするとよいでしょう。
フードの切り替え時期で食いつきが悪いときなども、ミルクの匂いに誘われて食いつきがよくなるかもしれません。

・手作りおやつやフードに取り入れる
ペットの手作りおやつやフードにヤギミルクを加えると、栄養豊富な食べ物になります。
夏場は製氷器で凍らせる。寒天やゼリーに溶かし固めたりするのもお勧めです。

【ヤギミルクの与え方(目安)】

小型犬・・・1g/日

中型犬・・・2g/日

大型犬・・・3g/日

※一日の量を決めて、与え過ぎに注意しましょう。

犬にヤギミルクをあげる際の注意点

飲み過ぎはカロリーオーバーの原因になる

ヤギミルクの与え過ぎには注意しましょう。

ヤギミルクを与えすぎてしまうと、カロリーオーバーで肥満を引き起こす可能性があります。さらに、過剰に与えることで、胃や腸などに負担がかかり、下痢や嘔吐を引き起こす可能性もあります。
ヤギミルクを与える前に犬の体重を測り、体重に合った量を与えるようにしましょう。

メインの食事にはしない

ヤギミルクを犬が好んで飲むからといって、ヤギミルクをメインに与えないようにしましょう。あくまで犬の主食は、ドッグフードです。

ドッグフードを食べ、水を適量飲むことで犬は健康を維持することができますが、ヤギミルクだけでは健康の維持は難しいでしょう。
そのため、犬にヤギミルクを与えるときは、ドッグフードのトッピングや水分補給、ご褒美のおやつとして与えるのがおすすめです。

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まとめ   

ヤギミルクは、犬の健康を保つための栄養成分がたくさん含まれており、シニア期の食欲低下や食べムラがある時にも役立ちます。
また、嗜好性が高いのでご褒美として与えている飼い主様も多くいます。
しかし、与え方を誤ると、犬の体調を崩してしまう恐れがあります。

犬の体重や体調に合わせて、与える量をしっかり調節していきましょう。犬の体調はこまめに確認し、体調を崩しているようであれば与えるのを控え、動物病院を受診することをおすすめします。

1.基本的に犬はヤギミルクを飲んでも大丈夫

2.犬は何歳(いつ)からヤギミルクを飲める?

3.牛乳よりヤギミルクがおすすめな3つの理由
・効率的に栄養を摂取できる
・美味しく水分補給ができる
・アレルギー反応を起こしにくい

4.犬にヤギミルクを与える3つのメリット
・タウリンを摂取できる
・たんぱく質を摂取できる
・カルシウムを摂取できる

5.犬への適切なヤギミルクの与え方
・水やぬるま湯に溶かして与える
・ドライフードにトッピング
・手作りおやつやフードに取り入れる

6.犬にヤギミルクをあげる際の注意点
・飲み過ぎはカロリーオーバーの原因になる
・メインの食事にはしない

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