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一般食材・栄養学の豆知識

犬や猫にキャベツをあげても良いの?

キャベツは犬や猫にあげていい? 犬猫にはキャベツの与えすぎはおすすめできない キャベツの栄養素とシュウ酸、結石 キャベツとシュウ酸、犬猫の結石の原因 キャベツは犬猫にはおすすめしない 犬や猫にはキャベツを含めて野菜は少なめに、肉や魚と一緒に 犬や猫へのキャベツの与え方 犬や猫へのキャベツの与え方、ゆでた野菜と一緒に 犬や猫へのキャベツはドライフードとゆでた野菜と一緒に おすすめのゆで野菜と調理法

「キャベツ」は犬や猫にあげてもいい?量はどのくらいまで?少量でもダメ?

「お野菜は、何の種類を使っていますか?」と質問すると、「キャベツを使っています」とお答えいただく飼い主さん。キャベツが好きな愛犬ちゃん愛猫ちゃんもとても多く、手作りフードのトッピング野菜として使っている飼い主さんが多いのかもしれません。

キャベツ自体が万能なお野菜なので、冷蔵庫に備蓄されていることが多いのですが、あまりお勧めできません。

キャベツの栄養素

・ビタミンU(キャベジン)
胃粘膜を保護・再生し発ガン物質の除去にも働く

・ビタミンC
抗酸化作用があり、植物に含まれる鉄分の吸収を高める効果や免疫力の向上効果

・カリウム

キャベツを含む野菜は、シュウ酸(結石の原因になる成分)を多く含みます。特にキャベツや白菜は、強アルカリフードでもあり、シュウ酸の含有量はホウレンソウに次いで多いとされています。

キャベツなどに含まれるシュウ酸とは?

シュウ酸は犬の病気として多い結石を起こす原因の一つとなり、基本的にお野菜は、結石の原因になりやすいです。

結石は大きく分けて2種類ありますが、シュウ酸は尿が作られる時にカルシウムと結合してできる「シュウ酸カルシウム結石」と、強アルカリの野菜を食べることによってアルカリ性に傾く「ストラバイト結石」があります。

基本的には、あげない方が良いです。

①他の野菜よりも結石の原因物質を多く含む(高アルカリ性、高いシュウ酸含有量)

②結石は犬猫では内科的な処置が難しく、 リスクの大きな手術となる

結石は繰り返すケースが多く、一生、結石防止用の特別な病院食を食べ続けるケースが多い

④キャベツ以外の野菜が他にある

結石の原因物質として考えられるキャベツを、あえて与える必要はないです。

キャベツを含め、野菜は「少なめ」に与えましょう。

犬や猫はアルカリ性尿になると、うまく有害菌が殺せなくなり(免疫の弱体)、膀胱炎、腎炎などを起こしやすくなると言われます。

肉や魚などのたんぱく質をとると、尿は酸性となり、犬猫には理想的な状態となります。つまり、ペットの健康には適度な肉の摂取も必要と言えます。

どうしてもあげたい場合は?

【処理方法】
1、細かくみじん切りにして必ず10分間茹でる
2、茹で汁は捨てる(結石のもととなる、ミネラルやシュウ酸除去の為)

※焼く、蒸す、レンジはNG
※与えすぎに注意、少量のみ

あげる際は、処理方法・量などがとても大切です。

結論①

~ゆでたミックス野菜と一緒に~

ゆで野菜とゆでキャベツの割合は1:1

おすすめのゆで野菜

トッピングにおすすめの野菜があります

◆サキニコブ(血糖値を上げにくい野菜)
さつまいも・きのこ・人参・小松菜・ブロッコリー

いずれも必ず細かくみじん切りし、10分茹で、ゆで汁は捨てましょう。
※焼く、蒸す、レンジはNG

結論②

~ドライフード+ゆで野菜+ゆでキャベツ~

フード、ゆで野菜、ゆでキャベツの割合は、 1:1:1または 2:1:1目安

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