犬に白米を与えても問題ない?メリットや注意点、与え方をご紹介 | 和漢・みらいのドッグフード公式ブログ
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犬に白米を与えても問題ない?メリットや注意点、与え方をご紹介

犬に白米を食べさせても特に問題はありません。犬にとって害のある成分は含まれておらず、健康を維持していくうえで役立つタンパク質やビタミン、ミネラルが豊富です。

ただし、与え方によってはデメリットがありますので、調理方法や与える量に注意が必要です。今回は犬に白米を与えるメリットや注意点について解説します。

犬に白米を与えても問題ない!

白米には、健康な犬にとって害になる成分は含まれておらず、食べさせても問題ない食材です。犬の健康維持に良質なでんぷんやミネラルが役立ちますが、子犬やシニア犬、消化器官が弱い犬、肥満、アレルギーがある場合には与え方に注意が必要です。

また、白米は糖質を多く含んでいるため、太っている場合や腫瘍などがある場合には、糖質制限が必要ですので少なめにしましょう。

白米に含まれる栄養素

糖質

白米のおおよそ7割以上を占める糖質(でんぷん)」は、犬の体内で速やかにエネルギーに変わり、体全体の動力源になります。人間同様、特に食欲の無い犬の場合には、お粥なども有効です。

ただし過剰に摂取すると中性脂肪として蓄えられ、肥満になる心配があるので、与えすぎには注意しましょう。

たんぱく質

「白米=でんぷんの塊」のように感じられがちですが、実は、筋肉、被毛、爪、ホルモンなど、犬の体を作る「たんぱく質」も含んでいます。

食物繊維

お米(特に玄米)には「食物繊維多く含まれています。食物繊維は、腸内環境を整え、排便を促進する効果がある一方、犬は食物繊維の消化が苦手なため、摂りすぎると下痢などに繋がることもあります。

ビタミン

白米にはビタミンB1・B2、ビタミンEが含まれます。

ビタミンB1
糖質をエネルギーに変換するサポートをし、神経機能や脳を正常に保ち、体を整えます。

ビタミンB2
皮膚や粘膜、被毛の健康を保ちます。

ビタミンE
抗酸化作用を持っており、老化が原因の病気の予防に役立ち、ガンや皮膚病などを発症するリスクを軽減します。

犬に白米を与えるメリット

糖質からエネルギーを確保できる

白米の約77%を占める糖質は、質が良く消化もよいので、犬の体内で速やかにエネルギーに変換されます。

食物繊維が腸内環境を整えてくれる

白米に含まれる食物繊維は、犬の腸内環境を整えて排便を促す働きをしてくれます。

質の良いたんぱく質が含まれている

たんぱく質の評価として「アミノ酸スコア」というものがあり、白米は穀物の中では評価が高く、100点満点中93点となっています。(参考:小麦⇒56点)

アミノ酸スコアは、人にとっての必須アミノ酸(9種類)がバランスよく入っているかどうかの評価となり、犬でも同様のことが言えます。

犬に白米を与える注意点

白米は生のまま与えない

生の白米は消化が悪く、消化不良を起こすこともあるため、良く炊いて与えましょう。また、炊いたご飯は、血糖値が上がりやすいので、糖尿病・ガン・高血糖の犬には量を少なめにするなど調整するようにしましょう。

カロリーが高いので量を与えすぎない

白米は糖質が多いので、食べ過ぎるとカロリーオーバーになり、肥満になる恐れがあるので、与える量に注意が必要です。

味付けをしない

人間の食べる炊き込みご飯などは、塩や醤油などで味付けしているため味が濃く、犬の健康に良くありません。犬に与える場合には、味付けせずに与えましょう。

白米のおすすめの与え方

おかゆにする

犬の食欲がない時や胃腸が弱っている時など、体調が優れない時に、おかゆは消化も良く栄養とともに水分も摂れるのでおすすめです。

雑炊にする

犬に与える雑炊は炊いた白米を使い、犬が中毒を起こさない食材を選んで、細かく刻み、薄い味付けで作りましょう。

エネルギー補給としては、具材を柔らかく煮た消化の良い雑炊は適していますが、これだけで必要な栄養を担うためには偏りがあり、すべて網羅しようと思うと、たくさん食べる必要があります。

そのため手作り食同様、ドッグフードのトッピングとして、2割程度にとどめると良いでしょう。できれば、茹でた野菜などを混ぜると、糖質の比率を低くすることができますので、おすすめです。

まとめ

白米には良質な「でんぷん、ミネラル、タンパク質、食物繊維」が含まれ、犬の健康維持に役立ちます。食物繊維は腸内環境を整え排便を促し、7割以上を占める糖質は、体内で効率よくエネルギー源になり、タンパク質の代謝にも使われます。

ただし、糖質は与えすぎると肥満になる恐れがあります。また、血糖値が上がりやすいので、糖尿病・ガン・高血糖の犬には与えないよう注意が必要です。

生の白米は消化が悪いので、柔らかく炊いたもの、おかゆ、雑炊などがおすすめです。カロリーが高く肥満のリスクもあるので、与えすぎに注意して味付けをせず与えましょう。

■犬に白米を与えても問題ない!

■白米に含まれる栄養素
・糖質
・たんぱく質
・食物繊維
・ビタミン

■犬に白米を与えるメリット
・糖質からエネルギーを確保できる
・食物繊維が腸内環境を整えてくれる
・たんぱく質の吸収率を高める

■犬に白米を与える注意点
・白米は生のまま与えない
・カロリーが高いので量を与えすぎない
・味付けをしない

■白米のおすすめの与え方
・おかゆにする
・雑炊にする(茹でた野菜を混ぜるのも有効)

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