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犬の皮膚病に良い食事|ドッグフードの選び方やおすすめ商品も紹介

犬の皮膚疾患と上手に向き合うためには、まずドッグフードの選び方に気をつけてみましょう。
実際に「ドッグフードを変えたら皮膚症状が軽くなり、アレルギー症状が緩和した」という報告はよくあります。お薬以上に有効な事もあるため、皮膚疾患やアレルギーには食事の改善が非常に大切です。
ここでは、皮膚疾患対策に良いドッグフードの選び方についてご紹介いたします。

犬の皮膚病予防に良い食事とは

栄養バランスが取れている食事   

栄養が不足している、また栄養バランスの悪い食事を与えることは、皮膚疾患を悪化させる可能性があります。
食品による有害な反応にはさまざまな種類がありますが、最も主要なケースはアレルギーです。このケースでは、犬は摂取した食事の中のタンパク質に対してアレルギー反応を起こし、それが結果としてかゆみ、発赤、炎症などの症状を引き起こします。
その他にも、愛犬の敏感度と食事内容の両方が影響し、皮膚疾患が発生する可能性があります。

【犬の皮膚の健康を保つために必要な栄養素】
愛犬の皮膚を健康的に保つためには、オメガ3系やオメガ6系などの不飽和脂肪酸をバランスよく摂取することが必要です。
微量ミネラルである亜鉛や銅は、細胞の機能を支援し、健康で美しい毛皮を維持する上で不可欠です。
そして、最も重要なのは、消化しやすく高品質なタンパク質を摂取することです

【栄養素と皮膚への効果】
タンパク質 :皮膚・被毛の材料となる
ビタミンA :皮膚の代謝、皮脂分泌を調整 
ビタミンB群:被毛の質の向上・フケの減少・皮膚の健康を保つ
亜鉛    :皮膚バリア改善・被毛の質向上
オメガ3系不飽和脂肪酸:炎症を抑える
オメガ6系不飽和脂肪酸:被毛の質の向上

良質なタンパク質を含む食事

皮膚に対する最も重要な栄養素はタンパク質です。食事から取ったタンパク質の約30%が皮膚や毛髪の構築材料として活用されるとされています。

良質なタンパク質とは、体内で作ることが出来ない必須アミノ酸がバランス良く含まれるタンパク質のことです。アミノ酸の含有バランスは、アミノ酸スコアとして知られ、このスコアが100または100に近いほど、高品質なタンパク質と言えます。

タンパク質比率が高過ぎない食事

皮膚病に大きく関わっているのが、タンパク質です。
タンパク質は「高いから良い。低いから悪い。」という単純なものではありません。
年齢、体重、疾患によって、最適なタンパク質比率が存在します。

多くのドッグフードは、1種類のみの総合栄養食で「オールステージ」用のものですが、人間に対して、幼稚園、小学生、中学生、高校生、大学生、社会人、シニアの年代で、すべて同じ食事でいいわけがありません。
犬の皮膚を良質な状態に保つためには、それぞれの状態に応じたタンパク質が必要です。

■健康な犬のタンパク質比率■
幼犬…タンパク質33%以上
成犬…タンパク質30%以上
シニア犬…タンパク質25%以上
アレルギーの犬…タンパク質25%以下

一般的に、免疫力が下がっている時は、タンパク質の補給が必要です。
ただし、アレルギーのような自己免疫疾患の場合には、タンパク質の制限が必要です。

疾患(病気)の場合には、タンパク質を与える方がイメージ的に良いと思われるかもしれませんが、実際には腎臓、肝臓の負担を軽減するために、タンパク質を減らした方が良い場合が多いです。
人間が健康なとき、病気のとき、食事の質、量が変わるのと同様、愛犬の調子が悪いときには、タンパク質を少し減らしてあげるのがルールです。

食物繊維の少ない食事・良質な食物繊維を摂れる食事

対アレルギー食として人気なのが、「グレインフリーフード」があります。
グレインとは、米、小麦、トウモロコシなどの穀物を指し、犬のアレルゲンとなることが多く、これを排除したフードが、グレインフリーフード=穀物を全く使わないフードということになります。

ただし、グレインフリーのドッグフードには、穀物を排除した分、お肉の含有量が多く、高タンパクで、食物繊維が低くなりがちという特徴もあり、その結果以下のようなデメリットが考えられます。

・タンパク質の多さが、腎臓や肝臓で負担が増やす
タンパク質がアミノ酸に分解されるのは主に腎臓、肝臓であるが、ここに負担がかかり、数値の上昇、内臓器官の炎症に繋がる可能性がある。結果として、皮膚の赤み、痒みが起きやすく、皮膚病の原因になることがあります

・食物繊維が少ない
腸内で便の餌となる食物繊維が少なくなることで、腸内活動が衰え、デトックス機能が弱くなる=皮膚再生活動が弱まるという悪循環サイクルの原因になることがあります。

・「グレインフリーフード」には豆類が多く使われている場合が多い
豆類は、実はフィチンなどの成分が肝臓の負担になることがあります。

オメガ3脂肪酸を含む食事

オメガ3脂肪酸はアレルギー反応を鎮める効果があると言われています。
自然界では、藻類がオメガ3脂肪酸を多量に生成し、これは、海洋生物の体内組織を形成するのに役立っています。魚や藻類には天然のオメガ3脂肪酸が多く含まれており、これらは犬をアレルギー反応から保護する有益な食材となることがあります。

DHA・EPAが豊富な魚介や、α-リノレン酸を含む植物油を原材料としているフードは皮膚や被毛の健康、アレルギーの緩和に有効です。

皮膚病対策用ドッグフードを選ぶ際のポイント

アレルゲンとなる食材を使用しているか

愛犬がアレルギーと診断され、特定のドッグフードを与えるとアレルギー症状が出る場合、使用されている原材料がアレルギーを引き起こしやすいものでないかを確認することが重要です。
牛肉、とうもろこし、大豆、酸化した油脂などはアレルギーの原因となりやすいため、注意が必要です。

逆に、アレルギーが発生しにくい原材料には、魚、ラム肉、鹿肉、馬肉などがあります。これらは高たんぱくで低カロリーであり、優れたたんぱく質の供給源となります。
アレルゲンとなりにくい原材料であっても、アレルギー反応の可能性は存在するため、ドッグフードを変更する際には少量ずつ与えながら様子を見ることが重要です。

原材料は、具体的に「チキンの生肉」や「乾燥サーモン」などと明示的に記載されているものを選ぶようにしてください。一般的な表現で「肉副産物」や「家禽類」、「動物性油脂」などと大まかに記載されている成分は、質の高い原材料である保証がなく、またアレルギーの原因にもなる可能性があるため、注意が必要です。

余計な添加物を多く含んでいないか

ドッグフードに含まれる酸化防止剤や着色料などの添加物は、アレルギーの誘因となる可能性があるため、不要な添加物が含まれていないドッグフードにしましょう。

特に、外見や味わいを向上させるために使用される着色料や甘味料は避けることが賢明です。留意すべき添加物には、例えば赤〇号、青〇号と記載された着色料、また人間への使用が許可されていないグリシリジンやアンモニエートなどの甘味料が含まれます。

一方で、ドッグフード内の脂肪が酸化するのを防ぐために、酸化防止剤は不可欠な添加物です。心配な方は、自然由来の成分を含むドッグフードを選択することをおすすめします。自然由来の酸化防止剤には、ミックストコフェロール(ビタミンE)やローズマリー抽出物などのハーブエキスが含まれています。

原材料はシンプルか

ドッグフードの原材料名に関して、何が入っているか明確、かつ、シンプルで素朴なドッグフードが皮膚に優しいドッグフードと言えるでしょう。
着色料、保存料、よく分からないカタカナの化学物質の羅列はよくありません。
これは人間の食事と同じで、自然素材のものの方が犬の体に優しいのは当然です。

原材料が多いフードでも、各食材の配合量を下げて、少量多品種配合となっているものは、一つ一つの素材の性質を薄め、アレルギーのリスクを分散する事が出来るため、これもアレルギー対策となっています。

良質な油を使用しているか

ドッグフードに含まれるは、犬の皮膚の健康と関係が深い食材です。
低品質な油を使用しているフードは、消化器に負担をかけ、皮膚や被毛の問題を引き起こす可能性があります。また、犬にとって脂質が過剰であるか、脂質の種類に偏りがある場合、皮膚病の原因になることがあります。

犬に適しているかどうかは、ドッグフードの脂質を試してみないと判断できませんが、高品質な油を含んでいるものを選ぶことが重要です。
さらに、アレルギーやアトピーの症状を和らげるのに役立つオメガ-3脂肪酸が含まれているフードを選ぶことが効果的です。

食物繊維を摂取できるか

犬の皮膚と腸には、大きな関係があります。
「腸の健康」を促進することだけでも、犬の皮膚病の症状が緩和されるケースが多く報告されています。腸の健康を維持するための鍵は、「食物繊維」にあります。
腸内環境を整える事は免疫力の強化となり、アレルギー体質の改善に繋がります。

犬の皮膚病対策におすすめのドッグフードとサプリメント

良質なタンパク質と高すぎないタンパク質比率のドッグフードです。皮膚や被毛を作るのに大切な栄養素を補給します。また、善玉菌の餌となる食物繊維が豊富で腸内活動が活発になり、デトックス効果がアップします。また、アレルギー対策として原因になりやすい原材料不使用で、アレルギー反応を抑制する働きのあるオメガ3脂肪酸も配合。

~和漢みらいのドッグフード「皮ふ・アレルギー用」~

  • 低アレルゲンである鹿肉・魚を主なタンパク質源とし、アレルギー症状を悪化させない比率で配合している
    ●野生の鹿肉はノンストレスで、農薬がかかった飼料や化学合成添加物などで汚染されていないためアレルゲンとなり難い
    ●米や大麦は無農薬のものを使用しており、穀物ではあるが、未精製のものをそのまま挽くことで、分解・吸収されづらく、アレルゲンになり難い
    ●89種類の和漢植物(生薬)のデトックス作用と、食物繊維によりアレルゲンを排出する
    ●タンパク源や穀物など、さまざまな原料を使用することで、ひとつひとつの比率が下がり、アレルギーリスクを分散する設計
    ●免疫力を強化する胃腸ケアと健康な皮膚を保つ生薬が配合強化されている
    ●オメガ3脂肪酸、ファイトケミカルなど安全で適切な原材料を使用している
    ●皮膚の健康に適切な栄養バランスで構成されている
    ●石油系保存料、合成着色料無添加

など、皮膚の健康にとって不要なものが除去され、なおかつ、健康な皮膚のための栄養素が配合強化されています。

まとめ

犬も人間と同様に、特定の物質に対してアレルギー反応を起こし、それが皮膚病を引き起こすことがあります。

皮膚病対策フードを使用する場合は、以下を確認しましょう。

・主原料の動物性タンパク質が良質である事
・アレルギーが起きやすい食材は不使用のもの
・オメガ3を含む良質な油を適量使用しているもの
・人工添加物不使用である事
・腸内ケア成分が配合されている事

皮膚のトラブルは個体差によって原因が異なるため、このようなドッグフードを摂取することで必ず皮膚病やアレルギーが回避できるわけではありません。しかし、皮膚病や食物アレルギーの発症リスクを低減し、改善の可能性を高めることはできます。

1.犬の皮膚病予防に良い食事とは
・栄養バランスが取れている食事
・良質なタンパク質を含む食事
・オメガ3脂肪酸を含む食事

2.皮膚病対策用ドッグフードを選ぶ際のポイント
・アレルゲンとなる食材を使用しているか
・余計な添加物を多く含んでいないか
・原材料はシンプルか
・良質な油を使用しているか
・食物繊維を摂取できるか

3.犬の皮膚病対策におすすめのドッグフード
https://mirai-dog.com/DGA/MAIN/
和漢みらいのドッグフード「皮ふ・アレルギー用」

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