ペットの健康寿命の鍵は食材選び 食べ方が9割
みらいのドッグフード
みらいのキャットフード
不飽和脂肪酸

犬の皮膚病に良い食事|ドッグフードの選び方やおすすめ商品も紹介

犬の皮膚疾患と上手に向き合うためには、まずドッグフードの選び方に気をつけてみましょう。
実際に「ドッグフードを変えたら皮膚症状が軽くなった、アレルギー症状が緩和した」という話はよくあります。お薬以上に有効な事もあるため、皮膚疾患やアレルギーには食事の改善が非常に大切です。
ここでは、皮膚疾患対策に良いドッグフードの選び方についてご紹介いたします。

犬の皮膚病予防に良い食事とは

栄養バランスが取れている食事   

栄養が不足していたり、栄養バランスの悪い食事を与えることは、皮膚疾患を助長する可能性があります。
フードによる有害反応にはいくつかの種類がありますが、最も一般的なものはアレルギーです。この場合、犬は食事に含まれるタンパク質にアレルギー反応を起こし、その結果、かゆみ、発赤、炎症などの症状が引き起こされます。
その他にも愛犬の敏感度と食事内容の両方が影響して、皮膚疾患が引き起こされる可能性があります。

【犬の皮膚の健康を保つために必要な栄養素】
愛犬の皮膚を健康に保つには、オメガ3系やオメガ6系のような不飽和脂肪酸を含む栄養素をバランス良く摂ることが必要です。
亜鉛や銅のような微量ミネラルは、細胞の働きを助け、健康的で色つやの良い毛並みを保つうえで重要です。
そして最も重要なのが、消化しやすい高品質のタンパク質を摂取することです。

【栄養素と皮膚への効果】
タンパク質 :皮膚・被毛の材料となる
ビタミンA :皮膚の代謝や皮脂分泌を調整 
ビタミンB群:被毛の質の向上、フケの減少、皮膚の健康を保つ
亜鉛    :皮膚バリア改善・被毛の質向上
オメガ3系不飽和脂肪酸:炎症を抑える
オメガ6系不飽和脂肪酸:被毛の質の向上

良質なタンパク質を含む食事

皮膚に対する栄養素で最も大切なのはタンパク質です。食事から摂取したタンパク質の約3割が皮膚や被毛を作る材料になると言われています。

良質なタンパク質とは、体内で作ることが出来ない必須アミノ酸がバランス良く含まれているタンパク質のことです。アミノ酸の含有バランスは、アミノ酸スコアと言い、このスコアが100、または100に近いほど良質なタンパク質と言えます。

タンパク質比率が高過ぎない食事

皮膚病に大きく関わっているのが、タンパク質です。
タンパク質は「高いから良い。低いから悪い。」という単純なものではありません。
年齢、体重、疾患によって、最適なタンパク質比率が存在します。

多くのドッグフードは、1種類のみの総合栄養食で「オールステージ」用のものですが、人間に対して、幼稚園、小学生、中学生、高校生、大学生、社会人、シニアの年代で、すべて同じ食事でいいわけがありません。
犬の皮膚を良質な状態に保つためには、それぞれの状態に応じたタンパク質が必要です。

■健康な犬のタンパク質比率■
幼犬…タンパク質33%以上
成犬…タンパク質30%以上
シニア犬…タンパク質25%以上
アレルギーの犬…タンパク質25%以下

一般的に、免疫力が下がっている時は、タンパク質の補給が必要です。
ただし、アレルギーのような自己免疫疾患の場合には、タンパク質の制限が必要です。

疾患(病気)の場合には、タンパク質を与える方がイメージ的に良いと思われるかもしれませんが、実際には腎臓、肝臓の負担を軽減するために、タンパク質を減らした方が良い場合が多いです。
人間が健康なとき、病気のとき、食事の質、量が変わるのと同様、愛犬の調子が悪いときには、タンパク質を少し減らしてあげるのがルールです。

食物繊維の少ない食事・良質な食物繊維を摂れる食事

対アレルギー食として人気なのが、「グレインフリーフード」があります。
グレインとは、米、小麦、トウモロコシなどの穀物を指し、犬のアレルゲンとなることが多く、これを排除したフードが、グレインフリーフード=穀物を全く使わないフードということになります。

ただし、グレインフリーのドッグフードには、穀物を排除した分、お肉の含有量が多く、高タンパクで、食物繊維が低くなりがちという特徴もあり、その結果以下のようなデメリットが考えられます。

・タンパク質の多さが、腎臓や肝臓で負担が増やす
タンパク質がアミノ酸に分解されるのは主に腎臓、肝臓であるが、ここに負担がかかり、数値の上昇、内臓器官の炎症に繋がる可能性がある。結果として、皮膚の赤み、痒みが起きやすく、皮膚病の原因になることがあります

・食物繊維が少ない
腸内で便の餌となる食物繊維が少なくなることで、腸内活動が衰え、デトックス機能が弱くなる=皮膚再生活動が弱まるという悪循環サイクルの原因になることがあります。

・「グレインフリーフード」には豆類が多く使われている場合が多い
豆類は、実はフィチンなどの成分が肝臓の負担になることがあります。

オメガ3脂肪酸を含む食事

オメガ3脂肪酸アレルギー反応を抑制する働きを持っています。
自然界では、藻類がオメガ3脂肪酸を多量に生成し、これは、海洋生物の体内組織の形成に役立っています。魚や藻類にはナチュラルなオメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、これらはアレルギー反応から犬を守る有益な食物になります。

DHA・EPAが豊富な魚介や、α-リノレン酸を含む植物油を原材料としているフードは皮膚や被毛の健康、アレルギーの緩和に有効です。

皮膚病対策用ドッグフードを選ぶ際のポイント

アレルゲンとなる食材を使用しているか

愛犬がアレルギーと診断され、ドッグフードを与えるとアレルギー症状が出たりする場合は、アレルギーを起こしやすい原材料が使われていないかチェックしましょう。
牛肉・とうもろこし・大豆・酸化した油脂などはアレルゲンとなりやすいので注意が必要です。

反対に、アレルギーが起きにくい原材料は、魚・ラム肉・鹿肉・馬肉などです。
どれも高たんぱく・低カロリーで良質なたんぱく源です。
アレルゲンとなりにくい原材料でも、アレルギーを起こす可能性はありますので、ドッグフードを変更する場合は、少量ずつ様子を見ながら与えるようにしてください。

また、原材料はチキン生肉や乾燥サーモンなどと、具体的に記載されているものを選ぶようにしてください。肉副産物・家禽類・動物性油脂などとおおまかに表記されているものは、良質な原材料ではない可能性があるうえ、アレルギーを起こす原因にもなりかねないので注意しましょう。

余計な添加物を多く含んでいないか

ドッグフードに含まれている酸化防止剤や着色料などの加物も、アレルギーの原因となる可能性があるため、不要な添加物が入っていないドッグフードを選びましょう。

得に、見た目や嗜好性を高める目的で使われる、着色料・甘味料は避けたほうが無難です。気をつけるべき添加物には、赤〇号や青〇号などと記載される着色料、人への使用も認められていないグリシリジンやアンモニエートといった甘味料があります。

一方で、ドッグフードに含まれる油脂の酸化を防ぐため、酸化防止剤は必要な添加物です。心配な人は天然由来成分の添加物を使ったドッグフードを選択しましょう。天然由来の酸化防止剤には、ミックストコフェロール(ビタミンE)やローズマリー抽出物といったハーブエキスなどがあります。

原材料はシンプルか

ドッグフードの原材料名に関して、何が入っているか明確、かつ、シンプルで素朴なドッグフードが皮膚に優しいドッグフードと言えるでしょう。
着色料、保存料、よく分からないカタカナの化学物質の羅列はよくありません。
これは人間の食事と同じで、自然素材のものの方が犬の体に優しいのは当然です。

原材料が多いフードでも、各食材の配合量を下げて、少量多品種配合となっているものは、一つ一つの素材の性質を薄め、アレルギーのリスクを分散する事が出来るため、これもアレルギー対策となっています。

良質な油を使用しているか

ドッグフードに含まれるは、犬の皮膚の健康と関係が深い食材です。
低品質な油を使用しているフードは消化器に負担をかけ、皮膚や被毛のトラブルにつながる他、犬にとって脂質が多すぎたり、脂質の種類に偏りがあると皮膚病の原因となることもあります。

ドッグフードの脂質が犬に合うかどうかは与えてみないとわかりませんが、質の良い油を使用しているものを選ぶことが大切です。
また、アレルギーやアトピーの症状緩和に役立つオメガ3脂肪酸が入っているフードが有効です。

食物繊維を摂取できるか

犬の「皮膚」と「腸」は、密接な関係があります。
腸の健康」を実現するだけで、犬の皮膚病の状態が緩和されるケースも数多く知られています。腸の健康を実現するカギは、「食物繊維」です。
腸内環境を整える事は免疫力の強化となり、アレルギー体質の改善に繋がります。

犬の皮膚病対策におすすめのドッグフード

https://mirai-dog.com/DGA/MAIN/

■和漢みらいのドッグフード「皮ふ・アレルギー用」■

●低アレルゲンである鹿肉・魚を主なタンパク質源とし、アレルギー症状を悪化させない比率で配合している
●野生の鹿肉はノンストレスで、農薬がかかった飼料や化学合成添加物などで汚染されていないためアレルゲンとなり難い
●米や大麦は無農薬のものを使用しており、穀物ではあるが、未精製のものをそのまま挽くことで、分解・吸収されづらく、アレルゲンになり難い
●89種類の和漢植物(生薬)のデトックス作用と、食物繊維によりアレルゲンを排出する
●タンパク源や穀物など、さまざまな原料を使用することで、ひとつひとつの比率が下がり、アレルギーリスクを分散する設計
●免疫力を強化する胃腸ケアと健康な皮膚を保つ生薬が配合強化されている
●オメガ3脂肪酸、ファイトケミカルなど安全で適切な原材料を使用している
●皮膚の健康に適切な栄養バランスで構成されている
●石油系保存料、合成着色料無添加

など、皮膚の健康にとって不要なものが除去され、なおかつ、健康な皮膚のための栄養素が配合強化されています。

まとめ

犬も人間と同じように、特定の物質によってアレルギーを起こし、皮膚病を発症してしまうことがあります。

皮膚病対策フードを使用する場合は、以下を確認しましょう。

・主原料の動物性タンパク質が良質である事
・アレルギーが起きやすい食材は不使用のもの
・オメガ3を含む良質な油を適量使用しているもの
・人工添加物不使用である事
・腸内ケア成分が配合されている事

皮膚のトラブルが起きてしまう原因は体質によって異なるため、このようなドッグフードを食べれば絶対に皮膚病やアレルギーを回避できるというわけではありませんが、皮膚病や食物アレルギーに罹り難くなり、改善は大いに望めます。

1.犬の皮膚病予防に良い食事とは
・栄養バランスが取れている食事
・良質なタンパク質を含む食事
・オメガ3脂肪酸を含む食事

2.皮膚病対策用ドッグフードを選ぶ際のポイント
・アレルゲンとなる食材を使用しているか
・余計な添加物を多く含んでいないか
・原材料はシンプルか
・良質な油を使用しているか
・食物繊維を摂取できるか

3.犬の皮膚病対策におすすめのドッグフード
https://mirai-dog.com/DGA/MAIN/
和漢みらいのドッグフード「皮ふ・アレルギー用」

犬の癌・腫瘍や腎臓病や肝臓病など特別療法食シリーズ 犬の腎臓病や肝臓病など特別療法食シリーズ

RELATED POST