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犬はマンゴーを食べても平気?与えるメリットや注意点をご紹介!

独特な香りと濃厚な甘味が特徴のマンゴーは、犬に与えても大丈夫な果物のひとつです。ここでは、犬にマンゴーを与えるメリットやデメリット、与え方の注意点などを解説します。

犬はマンゴーを食べても大丈夫

犬はマンゴーを食べても大丈夫です!マンゴーは甘みが強く、水分量も豊富ですので、愛犬が喜ぶおやつになるでしょう。しかし、与えすぎには注意が必要です。

犬は何歳(いつ)からマンゴーを食べられる?

マンゴーには、中毒症状を引き起こす成分は含まれていないため、幼犬からシニア犬まで与えても大丈夫です。
(※マンゴーにアレルギーがある場合は除きます)

犬にマンゴーを与える3つのメリット

1. βカロテンを摂取できる

マンゴー(果肉がオレンジのもの)を食べると、多くのβカロテンを摂取できると言われています。

βカロテンは、犬の体内でビタミンAに変換されることで粘膜を保護し、免疫力向上にも繋がります。ただし、ビタミンAへ変換するためには肝臓での働きを多く要するので、肝臓に疾患がある場合は与えない方が良いでしょう。

βカロテンの摂り過ぎは内臓に負担を与えるため、マンゴーを一度茹でる、茹でた野菜と混ぜるなどでβカロテンの濃度を中和すると良いでしょう。

2. ビタミンCを摂取できる

ビタミンCは、病原菌と闘ったり、免疫に関わる白血球の働きを助ける効果があるとされています。その他にも、皮膚や毛並みを整える、ストレス解消など有効な作用は幅広いものとなっています。

犬は体内でビタミンCを作る事が出来ますが、疾患のある犬、シニア犬は多くのビタミンCが必要なため、食べ物からも摂取する必要があります。

ビタミンCは水溶性ビタミンなので、多く摂りすぎても体外に排出されるため過剰摂取とはなり難いですが、腎臓の機能が低下すると、ビタミンCをうまく体外に排出できない懸念があります。

また、マンゴーからビタミンCを摂り入れようとすると、その他の豊富な栄養素が疾患を悪化させてしまう可能性があるので、与える量は少量にしましょう。

3. ビタミンEを摂取できる

犬は皮膚病や腎臓病、消化器疾患などの病気になりやすいですが、細胞膜が酸化してダメージを受けることが原因とされています。

ビタミンEは、細胞膜を酸化から守る強力な抗酸化成分として働いてくれるもので、犬の健康と若々しさを維持するのに大事な栄養素の1つです。しかしながら、ビタミンEは体内で細胞膜の保護に貢献した後に、犬にとって有害なビタミンEラジカルという成分に変換されてしまいます。

そこで、ビタミンEとビタミンCを一緒に摂取することで、ビタミンEラジカルを元のビタミンEに戻してくれます。

犬への適切なマンゴーの与え方

与える量

マンゴーを与える際には分量に気をつけましょう。なぜなら、与え過ぎると下痢や消化不良、肥満や糖尿病のリスクが高まるからです。
マンゴーをおやつとして与える場合、1日の摂取カロリーの10%以内に抑えましょう。

【マンゴー摂取量の目安(上限)】
小型犬(体重10㎏以下)   30g
中型犬(体重25㎏未満)   50g
大型犬(体重25㎏以上)   80g

※上記の量はおおよその目安であり、犬の体格や運動量によって異なります。
※他におやつを与える場合には、その分マンゴーの量を減らしましょう。
※上記の量であっても、1度に全て与えず、少量ずつ与えましょう。

大きさ

与える大きさにも注意が必要です。マンゴーを与える場合、丸呑みすると危ないため、なるべく小さく刻んで与えるようにしましょう。

与え方

マンゴーは生のまま与えても問題ありませんが、皮や種を十分に取り除いてあげましょう。
マンゴーの皮には、農薬が付着している場合があり、消化にも悪いため取り除いてあげるのが最善です。
また、マンゴーの種は大きく硬いため、間違って飲み込むと嘔吐や下痢のリスクがあります。
種は絶対に与えないようにしましょう。

マンゴーの果糖の害を軽減させる食べさせ方

マンゴーは高カロリーで糖分の多い果物として有名です。

ダイエットが必要な場合や、糖尿病の犬には、マンゴー単独ではなく茹でた野菜と一緒に与えることをおすすめします。
食物繊維で果糖を薄めることができますし、余分な果糖を絡みとり、排出する働きがあるため、より果糖のデメリットを排除できるという点で有効です。

ゆでた野菜で食物繊維を作るレシピは以下の通りです。

◆サキニコブ(血糖値を上げにくい野菜)◆

さつまいも・きのこ・人参・小松菜・ブロッコリー

いずれも必ず細かくみじん切りし、3分以上茹でて、ゆで汁は捨てましょう。
※糖分や不要な栄養成分が流れ出ているゆで汁を捨てる事が大切なため焼く、蒸す、レンジはNGです。

ゆで野菜とマンゴーの割合は 1:1

※シニア期や内臓疾患のある犬には、この様な工夫をしてあげましょう。

犬にマンゴーを与える際の注意点

カロリーが高く肥満になる可能性がある

マンゴーは、りんごやイチゴなど他の果物と比較して高カロリーの果物です。

犬が欲しがるからといって与え過ぎると、肥満や糖尿病、脂肪肝の原因になる可能性が高くなります。
「毎日あげる」「たくさんあげる」などは避け、少量に留めておく方が良いでしょう。

砂糖を多く含む加工品は与えない

人間用に作られた加工食品には、塩や砂糖、添加物が含まれているため犬に与えるのは控えましょう。

例えば、ドライマンゴーは生のマンゴーより多くの糖分が含まれているため、犬にマンゴーを与える際は必ず原料を確認しましょう。
ドライマンゴーは水分が抜けている分、糖分やカロリーが生マンゴーの5倍にもなります。肥満気味の犬や糖尿病の犬にマンゴーを与えるのは控えましょう。

アレルギー反応を起こす犬もいる

アレルギーは、生まれつきの体質による先天性アレルギーと、長い期間同じ食材を食べることにより発症する可能性がある後天性アレルギーがあります。

マンゴーはウルシ科の植物で、犬が触れるだけでかぶれてしまうリスクもあります。犬にマンゴーを与える際は、まずは少量を与えてみてアレルギー反応を起こさないか確認しましょう。万が一アレルギー反応が出た場合はすぐに動物病院に診てもらって下さい。

まとめ

今回は、犬にマンゴーを与えて良いのか?という点について解説しました。結論、マンゴーはアレルギーがなければ犬に与えても問題がありません。
体の熱を取り除くことが期待できるため、暑い日のおやつには適しているでしょう。一方で、気を付けなければならない注意点もあります。

水分の多いマンゴーは、食べすぎると身体を冷やし、下痢の原因になります。
また、他の果物に比べて高カロリーで糖分も多いため、肥満や糖尿病等の原因になります。犬に与える場合はおやつとして、少量を与える程度に留めましょう。

1.犬はマンゴーを食べても大丈夫!
・甘みが強く、水分量が豊富で、愛犬が喜ぶおやつになる

2.犬は何歳(いつ)からマンゴーを食べられる?
・幼犬からシニア犬まで食べられる

3.犬にマンゴーを与える3つのメリット
・βカロテンを摂取できる
・ビタミンCを摂取できる
・ビタミンEを摂取できる

4.犬への適切なマンゴーの与え方
おやつとして与える場合、1日の摂取カロリー量の10%以内に抑える。

5.大きさ
喉に詰まらせないよう、小さくカットしてあげると良い。

6.与え方
皮や種は必ず取り除いて与える。

7.マンゴーの果糖の害を軽減させる食べさせ方
マンゴー単独ではなく茹でた野菜と一緒に与える。
◆ゆで野菜とマンゴーの割合は1:1◆

8.犬にマンゴーをあげる際の注意点
・カロリーが高く肥満になる可能性がある
・砂糖を多く含む加工品は与えない
・アレルギー反応を起こす犬もいる

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