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『無添加』も短所がある?
無添加でも、安心してはいけない。
乾燥ジャーキーの高タンパク質は、
高リン、高ナトリウムという事実。
なぜ高タンパク質なジャーキーが犬にとって悪いのか?
「よくジャーキーの食べ過ぎは良くない」
ということを聞くことがあります。なぜでしょうか?多くの情報サイトの場合、添加物を指摘するケースが多いです。保存料、着色料、酸化防止剤などがたくさん配合されているからです。添加物は多くの危険性があります。今回は本当は、とても大きな問題なのに、なかなか知られていないポイントから重要な問題を指摘させていただきます。
タンパク質やリン等の成分視点からみるジャーキーの危険性
「鹿肉や馬肉のタンパク質なら!」
「無添加の牛や鶏タンパク質なら!」
安心!
と思っている方が多いのですが、それは事実ではありません。
たとえ話をします。
乳酸菌を凝縮したカ○ピスという有名な健康飲料があります。これには乳酸菌や糖分が凝縮されています。が、水で薄めることを前提としています。
さて、もしこのカ◯ピスをそのまま飲んだとしたらも健康にいいのでしょうか?
大切なのは、乳酸菌が配合しているから良いのではなく、どの位の濃度であるか?(希釈率)がポイントになります。
同様にタンパク質もタンパク質量ではなく、タンパク質比率(濃度)が大切です。
犬のおやつの危険性も、タンパク質量ではなく、タンパク質比率を見ます。
こんなにも違うタンパク質率
通常のドッグフード 25~35%
生肉(牛肉、ささみなど) 20%前後
無添加ジャーキー 60~80%
乾燥ジャーキーは、意外にもとても多くのタンパク質比率であり、タンパク質の塊であることがおわかりになるでしょう。
異様に高いタンパク質、リン、ナトリウム(塩分)比率
乾燥している無添加ジャーキーはタンパク質、リン、ナトリウム(塩分)が凝縮しており内臓の負担が大きく、栄養を肝臓でエネルギーに分解され、発生した不純物(窒素、アンモニア)は腎臓でろ過されます。この一連の過程で、フル稼働した臓器に大きな負担をかけることになるのです。詳しくは、下の画像ご覧ください。↓
おやつの製造業者も認識していない高タンパク質フードの危険性
残念ながら、このような高タンパク質フードをおやつとして継続的に与えることの害を認識している製造業者はとても少ないのが現状です。製造者は害のないヘルシーな食べ物を作り、飼い主さんも良かれと思って購入し、愛犬にあげている無添加ジャーキーは、デメリットもあることを理解した上であげる必要があるのではないでしょうか。
ジャーキーは内臓器官をフル稼働させ、器官を消耗させる
飼い主さんは、このようなことを認識する必要があります。
高タンパク質による高リンや高ナトリウムが腎臓の負担になる。
高タンパク質による高リンや高ナトリウムが肝臓の負担になる。
高タンパク質による高リンや高ナトリウムが心臓の負担になる。
無添加の乾燥ジャーキーは高タンパク質で内臓機器に負担がかかります。
腎臓、肝臓、心臓が悪い場合には、ジャーキーはほどほどに。