野菜のメリット・デメリット(2022バージョン) | 和漢・みらいのドッグフード公式ブログ
ペットの健康寿命の鍵は食材選び 食べ方が9割
みらいのドッグフード
みらいのキャットフード
結石

野菜のメリット・デメリット(2022バージョン)

野菜のメリット・デメリット 犬や猫には野菜のあげ方が大切 犬や猫には生野菜はNG 野菜は必ず茹でて、ゆで汁は捨てる 犬猫の尿pHの理想は弱酸性 結石のある場合は野菜のあげ方などに注意 お肉と野菜で尿pHをコントロール 野菜は犬や猫の体質と相談しながら選んであげる 犬や猫への野菜のあげ方

 

~注意が必要な野菜の食べ方~

「キャベツやにんじんは大丈夫?」
「さつまいもやブロッコリーは?」
「カボチャやトウモロコシは?」

数え上げればキリがありませんね。もちろん、野菜の種類によるメリット、デメリットの違いはあります。が、実際にはもっと深い問題が隠されているのです。

野菜の食物繊維は犬や猫にいいが…

腎臓病や肝臓病などの場合、肉や魚などの高タンパク質比率を下げるだけで、数値の改善が見られることが多くあります。お肉を減らし、野菜を多めにというのは、過剰なタンパク質の調整をする上で、犬や猫の栄養バランスにも繋がります。ここで大切なのは…

◆人間は肉も野菜も穀物も食べる雑食
◆犬や猫は野菜も穀物も食べますが『基本は肉食』

という点です。ですので、野菜のあげ方がとても大切になってきます。

野菜は必ず茹でる。茹で汁は捨てる。

<注意点>
野菜は尿phをアルカリ性にする。

生でも茹でても、野菜を食べ続けると尿のphがアルカリ性に傾く傾向があります。アルカリ性になると、ストラバイト結石になる可能性があります。

犬や猫に、生野菜はNGです。

ときどき「キャベツやきゅうり、トマトをおやつ代わりに生であげています』とお聞きしますが…

まず『生』はNGです。野菜には「シュウ酸」が含まれ、『シュウ酸カルシウム結石』の原因となる可能性大の成分が含まれます。シュウ酸は、エグ味やアクであり、どの野菜にも多少なりとも含まれています。

茹でることで「シュウ酸」を取り除くことが可能ですが、注意しなくてはならないのは、『茹で汁は捨てる』ということです。お湯に溶け出た野菜の「シュウ酸」は、そのまま飲むとシュウ酸カルシウム結石になる可能性があります。

犬猫の理想的な尿phは弱酸性(ph6台)
人間の理想値は
弱アルカリ性(ph7台)

※つまり、犬や猫と人間の理想的な体質のPhは異なるということ
=人間と同じ感覚で野菜をあげてはいけない、ということ。

犬や猫と人間の理想値は異なり、犬猫の尿pHは弱酸性が理想的です。人間と同様にあげ続けているとアルカリ性に傾き、ストラバイトという結石の恐れがあります。

つまり、野菜は
◆「生」ではシュウ酸カルシウム結石とストラバイト結石の両方ができる可能性
◆「ゆで」ではストラバイト結石ができる可能性
 が潜んでいるのです。

結石用フードをあげているにもかかわらず、結石が治らない。
または、再発した

ということをお聞きすることがあります。

その場合、トッピングやおやつ、野菜、抗酸化サプリなどをあげているというパターンがよくあります。

健康な犬の場合、野菜をあげること自体に悪影響は無いのですが、結石が出来ている場合には、野菜やおやつ、抗酸化サプリをあげない、または少量にすることが大切です。

【お肉やお魚】と【茹で野菜】の理想的なバランスとは?

「お肉」を食べると酸性に傾きます。しかし肉の高タンパクは、腎臓や肝臓、結石の大敵でもあります。このような場合、お肉と野菜を上手く組み合わせることで、尿のphをコントロールすることも可能です。

基本的に手作り料理は、とてもいいものですが、野菜とお肉の比率はとても大切で、ストラバイト結石やシュウ酸カルシウム結石にならないためにも、下記のように覚えておくと良いでしょう。特に、結石や腎臓、肝臓疾患がある場合には、

基本的に「お肉やお魚」と「茹でた野菜」を半々にしてあげる

を基本にすると良いでしょう。

 

野菜のあげ方のポイント

基本的に野菜は犬や猫にとっても有用です。ただし、次のことに注意してください。

◆野菜は生ではあげない
◆ゆで汁は捨てる
◆生の野菜を取りすぎると、シュウ酸によるシュウ酸カルシウム結石、または強アルカリ尿によるストラバイト結石ができる、または併発する可能性がある
◆ゆで野菜を取りすぎると、尿phがアルカリ性に傾き、ストラバイト結石になる可能性があるので、「お肉やお魚」と「茹で野菜」のバランスを1:1を基本を目安にする

犬の癌・腫瘍や腎臓病や肝臓病など特別療法食シリーズ 犬の腎臓病や肝臓病など特別療法食シリーズ

RELATED POST