ささみは犬や猫の腎臓に悪い?危険性と与え方を徹底解説 | 和漢・みらいのドッグフード公式ブログ
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ささみは犬や猫の腎臓に悪い?危険性と与え方を徹底解説

犬や猫にササミをあげても大丈夫?どれぐらいあげたらいいの?

犬や猫にささみをあげてもいい

犬や猫にササミをあげても大丈夫ですが、特に、シニア犬や疾患のある愛犬には、与え方に注意が必要です。

鶏ささみは健康にいい?

犬や猫にささみをあげる際の注意点

鶏ささみ肉は、他のお肉と比べると高タンパク質、低脂質、低カロリーで、人間ではダイエットのためやアスリートの身体づくりのために利用されることも多く、「ささみ=健康に良い」というイメージがあります。

犬や猫の嗜好性も高いので、食いつきアップのためにドライフードにトッピングする飼い主さんも多くいらっしゃいますね。

ここでは、鶏ささみ肉をあげる際に注意すべき点をお伝えいたします。

鶏ささみのタンパク質比率 

鶏ささみは高タンパク質

鶏ささみ肉は低脂質、低カロリーで優秀な食材ですが、ゆでた鶏ささみ肉のタンパク質は、約30%と、高タンパク質フードになります。高タンパク質な食事は、若くて健康なペットであれば問題ありませんが、シニアや特に内臓疾患(膵臓・肝臓・腎臓)がある子は注意が必要です。

タンパク質は、筋肉や骨、皮膚、細胞等を構成する大切な成分ですが、消化・吸収・代謝・排泄をする際に内臓機能を使います。そのため、内臓疾患がある子には、高タンパク質の摂取により、腎臓・肝臓・膵臓などの臓器に負担がかかる可能性が高いのです。

リンにも注意が必要

鶏ささみはリンに注意

鶏ささみ肉は、高タンパク質なだけでなく、リンも豊富に含まれています。リンは、代謝や細胞の生成、骨や歯を構成する重要なミネラルですが、過剰摂取すると、骨が弱くなったり、腎臓に負担がかかったり、腎臓病の進行に繋がる可能性があります。

リンの含有量比率 

鶏ささみのリン含有量

鶏ささみ肉のリン含有量は、ゆでた状態で100gあたり240mgです。豚もも肉(ゆで)は190mg、牛もも肉(ゆで)は120mgなので、鶏ささみ肉は牛肉や豚肉よりもリンが多いことがわかります。

【リン含有量の比較(100g中)】
・鶏ささみ肉(ゆで) 240㎎

・豚もも肉(ゆで)  190㎎
・牛もも肉(ゆで)  120㎎

鶏ささみ肉は、牛肉や豚肉と比べてもリンの含有量が多いことがわかります。

鶏ささみ肉はあげたらだめ?

鶏ささみのたんぱく質、犬猫への影響

鶏ささみ肉は、リンが多いため、与えてはいけないのではないかと考える飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。しかし、鶏ささみ肉をまったく与えないのであれば、栄養バランスが悪くなる可能性があります。

鶏ささみ肉を与える場合は、以下のような点に注意しましょう。

  • ささみ単独で与えないようにする
  • ゆでた野菜と一緒に与えるなど、タンパク質やリンの含有量を調整する
  • 与える量を制限する

【たんぱく質比率】
・鶏ささみ肉単独の場合 → 30%
・鶏ささみ肉:ゆで野菜=1:1の場合→ 30%÷2=15%

タンパク質の比率が下がれば、内臓への負担も少なくなります。

健康でささみの代わりになるおやつ

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鶏ささみ肉のまとめ

犬や猫へ鶏ささみのあげ方ポイント

・低脂肪、低カロリーだが、タンパク質は約30%と高い
・豚肉や牛肉などに比べて、リンの含有比率が高め
単独であげると、腎臓や肝臓等の負担になる傾向が高い
・タンパク質やリンを、茹でた野菜で薄める(中和する)ことで、腎臓や肝臓等の負担を少なくすることができる

特にシニア期や、内臓疾患のあるペットには、上記に注意し、鶏ささみ肉を使っていただければと思います。

犬や猫にあたえるゆで野菜のおすすめ

【おすすめのゆで野菜】
トッピングにおすすめの野菜があります。

◆サキニコブ(血糖値を上げにくい野菜)
さつまいも・きのこ・人参・小松菜・ブロッコリ

いずれも必ず細かくみじん切りし、10分茹で、ゆで汁は捨てましょう。
※焼く、蒸す、レンジはNG

結論①
~ゆでたミックス野菜と一緒に~

ゆで野菜とゆでささみの割合は1:1

犬猫にはゆでたミックス野菜とささみを一緒に

結論②
~ドライフード+ゆで野菜+ゆでささみ~

フード、ゆで野菜、ゆでさつまいもの割合は
1:1:1または 2:1:1目安

犬猫にはドライフードとゆでたミックス野菜とささみを一緒に

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