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犬の表情が表す感情は?顔の部位ごとの確認ポイントをご紹介

愛犬と過ごしていると、表情が笑っているように見えることはないでしょうか?犬も私たち人間と同様に、感情があり表情があります。愛犬の表情を読み取れれば、今以上に良い関係を築けるはずです。

そこで本記事では、愛犬の表情を確認するポイントと、表情から分かる感情を解説していきます。愛犬とより良いコミュニケーションを取りたい飼い主さんは、本記事の内容を参考にしてみてください。

愛犬の表情を読み解くために確認すべき顔の部位

愛犬の表情を読み解くためには、顔の中でも特に目・口・耳に注目する必要があります。それぞれの部位が表情によってどのように動くのか、それぞれ詳細を確認していきます。

愛犬の表情を読み解くために、まずは目を見てみます。瞳の大きさは、リラックスしたり穏やかな気持ちの時と比べて、興奮や集中している時に広がります。緊張やストレスを感じているときは、目を細めたり、まばたきが増えることもありますが、実は安心しているときや眠いときも同様です。

次に、視線の方向です。犬は、じっと目を見つめられると、威嚇や挑発と受け取り、不安や恐怖を感じることがあります。そのため、不安や緊張を感じているときや、敵意のないことを示すときは、視線をそらします。目を合わせるときには、警戒心や敵意を表すこともありますが、愛情を示す場合もあります。ただし、その場合は目だけでなく、他の表情も考慮する必要があります。

続いて、口元を注視していきます。口がわずかに開いていると、穏やかな気持ちや喜びを示しています。喜んでいるときは口角が上がり、笑っているように見えることもあります。一方、口が閉じている場合は、穏やかな気持ちだけでなく、緊張や警戒心を表している場合もあります。また、集中しているときは、嗅覚に集中するために口を閉じることがあります。

さらに、鼻や口元を舐める行動も重要です。ストレスや不安を感じるときに、鼻や口元を舐めて自分自身を落ち着かせることがあります。これは自身を落ち着かせるだけでなく、他の犬や人を落ち着かせるためのサインとしても機能します。

また、歯をむき出す行動にも注目です。唇をめくり上げて歯や歯茎を見せるときは、怒りや警告を表しています。歯茎がより露出しているほど、警告のレベルが高くなります。特に前歯や犬歯が見える場合は、十分な注意が必要です。

愛犬の表情を読み解くためには、耳も観察しましょう。立ち耳の犬に比べて、垂れ耳の犬は感情がわかりにくいことがありますが、耳の根元をよく見ると、耳の向きや傾きの違いが分かります。また、同じ耳の仕草でも、その感情は多岐にわたるため、他の部位と組み合わせて観察して判断しましょう。

まずは耳の向きです。穏やかなときは耳が前向きに開き気味ですが、集中しているときはその方向に向けます。例えば、何かに興味を持っていると目の前で耳をピンと立て、周囲を警戒している場合は忙しく前後左右に動かすこともあります。

次に、耳の傾きです。基本的に、積極的な気持ちや自信があるときは耳がピンと立ちますが、消極的な気持ちや服従を表すときは後ろに倒れます。そのため、同じように耳が後ろに倒れていても、飼い主に従順な気持ちを表している場合もあれば、恐怖から威嚇している場合もあります。

犬の表情からわかる7つの感情

愛犬は、主に以下の感情を抱きます。

  1. 喜んでいる
  2. 楽しんでいる
  3. 甘えている
  4. リラックスしている
  5. 不安になっている
  6. 怒っている
  7. 眠い

これらの感情を抱く時、愛犬はどのような表情をするのか、それぞれ解説していきます。

1. 喜んでいる

犬が喜んでいるときは、顔全体がリラックスした状態です。目はキラキラと輝き、耳は前方に開き気味、口元は緩んで開いています。中には目を細め、耳を倒し、口角が上がって笑っているような表情になることもあります。

2. 楽しんでいる

楽しい時は、目は通常時よりも開き、耳がピンと立っています。
何かに集中している時は、目はそのものを直視し、口を閉じることもあります。
または、喜んでいる時と同じように、口元が緩んで開き、口角が上がっていることもあります。

3. 甘えている

飼い主さんなど、大好きな人に甘えている時の表情は、喜びの表情と似ています。
緊張感はなく、立ち耳の犬だと左右に開いていわゆる「ヒコーキ耳」になったり、垂れ耳の犬でも付け根が後ろ側に倒れることが多いです。
また、目を細めたり、口元も口角が上がり、笑っているような表情をすることもあります。

4. リラックスしている

リラックスしている時は人間と同じように、表情が緩んでいます。
目は穏やかで、耳は立ち耳でも垂れ耳でも、自然な形でキープしています。口元も緩み、少し開いていることもありますが、舌や歯茎は見えない程度です。

5. 不安になっている

不安な時、警戒している時は、目は周りを伺うようにキョロキョロしたり、飼い主さんを上目遣いで見上げたりすることがあります。
耳は目と同じように動かして周りの音を聞いています。
口は閉じていることもありますが、ストレスを感じている時にはあくびをすることもあります。

6. 怒っている

怒っている時は、唇をめくり前歯や犬歯を見せ、同時に鼻先にしわが入り、唸り声が出ることもあります。
耳は前傾することもありますが、緊張や警戒が強い時は後ろに倒れます。
目は見開かれ、上目遣いとなり、眉間にしわが入ることがあります。

7. 眠い

眠い時には犬も眠そうな表情になります。まぶたは重くなり、まばたきを繰り返したり、焦点が合わない目をします。
また、ストレス状態のあくびと違い、大きく長いあくびをします。遊びや食事のあとで満足している時は、深いため息をつくことも。
犬がリラックスしていると、耳が垂れ下がり、内側がほんのり赤くなります。

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まとめ

今回は、愛犬の表情を確認するポイントと、表情から分かる感情を解説しました。犬は群れで暮らす社会性の高い動物で、表情やしぐさで気持ちを表現する能力が非常に発達しています。しかしながら、その表現方法は人間と異なるため、飼い主は愛犬の表情や感情を読み取ってあげる必要があります。本記事の内容を参考にしながら、愛犬と良好な関係を築いてあげてください。

①パーツ別の表情の確認ポイント
・目  ・口  ・耳

②犬の表情が示す7つの感情
1.喜んでいる
2.楽しんでいる
3.不安になっている
4.リラックスしている
5.怒っている
6.甘えている
7.眠い

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