Contents
「最近、愛犬の便がいつも違う」
「昨日から何度もトイレに行きたがるけど、下痢っぽい。これって大丈夫なの?」
愛犬と暮らす人なら、こんな経験、一度はありますよね。突然の下痢に「病院に連れて行くべき?」「様子を見ていいの?」と悩んでしまうもの。
犬も人間と同じように下痢になります。その原因は食生活の変化だけでなく、ストレスや異物誤飲、ウイルス感染、寄生虫、または隠れた病気など、実に様々です。
愛犬に下痢の症状が出ると、心配になるのは当然です。
そこで本記事では、まず確認すべき「危険な下痢」の見分け方から、下痢の状態別の原因や対処法、事前の予防方法について解説していきます。愛犬の下痢に悩んでいる方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。
すぐに病院に行く必要がある危険な下痢とは?
下痢をしていて、特に以下のような症状が見られるときは、ただちに獣医師の診察を受けることが重要です。
- 水のような下痢を頻繁に繰り返す
- 便に血が混ざる(血便)
- 便が黒い(黒色便)
- ゼリー状の下痢
- 食欲や元気がない
- 体重が減っている
- 3日以上下痢が続いている
これらの症状は、感染症、寄生虫、消化器系の障害、あるいは他の深刻な健康問題の可能性があります。迅速な対応によって、病気の早期発見と治療ができ、愛犬の回復を早めることができるでしょう。
犬の下痢とは?症状の種類と特徴
犬の下痢とは、私たち人間と同様で、消化器系に異常が発生した際に見られる症状です。便が通常よりも柔らかくなる、または液状化する状態を指します。
下痢は一時的な消化不良やストレスが原因で起こることもあれば、深刻な病気の兆候であることもあります。下痢の原因は多岐にわたり、食事の変更、感染症、異物誤飲、寄生虫、または内臓の病気などが考えられます。
愛犬が下痢をしている場合、便の状態を観察すると、原因を特定し、適切な対応を取るための手がかりとなります。
軽い下痢であれば自宅で対応できる場合もありますが、重症化することもあるため、早めの対応が大切です。日頃から愛犬の便の状態を確認し、いつもと違う様子があれば獣医師に相談しましょう。
犬の下痢の種類
犬の下痢には様々な種類があります。それぞれの種類によって原因や対処法が異なるため、どのタイプの下痢かを見極めることが重要です。以下は、代表的な7種類の下痢の一覧です。
- 軽度軟便
- 重度軟便
- 水溶性下痢
- 赤い血便
- 黒い血便
- 粘膜便
- 白色便
それぞれどんな下痢なのか、詳しく見ていきましょう。
1. 形は残っている軟便
【状態】
便の形はかろうじて保っているものの、普段よりずっと柔らかく、地面につくような状態です。
【考えられる原因】
食べ過ぎ、普段食べ慣れないおやつ、フードの急な変更、軽いストレスなどが考えられます。一過性で、他に症状がなければ、緊急性は低いことが多いです。
【対処法】
半日〜1日ほど食事を抜き、胃腸を休ませて様子を見ましょう。詳しくは後述の「犬が下痢になってしまった時の対処法」を参考にしてください。
2. 水っぽい下痢
【状態】
固形物がほとんどなく、水のような便が勢いよく、または漏れるように排出されます。
【考えられる原因】
ウイルス(パルボウイルスなど)や細菌による急性腸炎、寄生虫、中毒などが疑われます。脱水症状を最も起こしやすい危険な下痢です。
【対処法】
元気があっても、すぐに動物病院を受診してください。特に子犬の場合は、命に関わる危険があります。
3. 赤い血便
【状態】
便に、鮮やかな赤い血が付着、あるいは混じっています。
【考えられる原因】
大腸や肛門付近からの出血を示唆しています。硬い便による切れ痔のほか、大腸炎や寄生虫、腫瘍などの可能性も考えられます。
【対処法】
少量でも血便が見られたら、念のため動物病院を受診するのが安心です。
4. 黒い血便
【状態】
便全体が、まるで墨やタールのように真っ黒で、強い臭いを伴います。
【考えられる原因】
胃や十二指腸など、上部消化管からの出血を意味する、非常に危険なサインです。血液が胃酸で酸化されることで黒く変色します。
【対処法】
すぐに動物病院を受診してください。
5. ゼリー状の粘膜便
【状態】
便の周りに、ゼリー状の粘膜(粘液)が付着しています。血が混じり、イチゴゼリーのようになることもあります。
【考えられる原因】
大腸の粘膜が炎症を起こしている「大腸炎」の典型的な症状です。ストレスや食事内容の変更が引き金になることが多いです。
【対処法】
元気があれば少し様子を見ても良いですが、続く場合や血が混じる場合は動物病院を受診しましょう。
6. 白色・灰色の便
【状態】
便の色が白っぽかったり、灰色がかっていたりします。
【考えられる原因】
脂肪を消化する「胆汁」がうまく分泌されていない胆道系の異常や、膵臓の機能不全(膵外分泌不全など)が疑われます。脂肪分を消化できずに、そのまま便として出てきている状態です。
【対処法】
慢性的な病気の可能性があるため、動物病院を受診しましょう。
犬の下痢の主な原因
愛犬に下痢の症状がある場合、原因や日常的なものや突飛的なものと様々ですが、主な原因は以下の6つです。
- 食事
- ストレス
- 異物誤飲
- ウイルス
- 寄生虫
- 病気
それぞれの原因について、詳しく解説していきます。
1. 食事
犬の下痢の原因として、最も身近で多いのが食事に関するものです。「何を食べたか」だけでなく、「どう食べたか」も大きく影響します。
まず、古くなったフードや、脂っこい人間の食べ物は、犬の胃腸にとって大きな負担となり、下痢の直接的な原因になります。また、特定のタンパク質などに反応してしまう食物アレルギーが、慢性的な軟便や下痢の背景に隠れていることも少なくありません。
フード自体に問題がなくても、一度に食べる量が多すぎたり、新しいフードに急に切り替えたりすると、消化器がその変化に対応できずに下痢をしてしまうことも。愛犬の食事を管理する際は、質と量の両方に注意を払うことが大切です。
2. ストレス
犬は非常に繊細な動物で、精神的なストレスが、お腹の不調に直接繋がることは少なくありません。人間でいう「過敏性腸症候群」のように、不安や緊張で自律神経が乱れ、下痢を引き起こしてしまうのです。
ストレスの原因は様々ですが、環境の変化(引っ越し、長時間の留守番、新しい家族やペット)や大きな音(雷、花火、近所の工事の音)が引き金になりやすいといわれています。
もし他に原因が見当たらない場合、「最近、愛犬の周りで何か変わったことはなかったか?」と思い返してみてください。思い当たる節があれば、そのストレス要因をできるだけ取り除き、安心できる環境を整えてあげましょう。
3. 異物誤飲
好奇心旺盛な犬は、おもちゃの破片や布、石、靴下といった、食べ物でないものを誤って飲み込んでしまうことがあります。これらの異物は、胃や腸の粘膜を傷つけたり、消化器官に詰まって腸閉塞を引き起こしたりする原因となり、激しい嘔吐や下痢を伴います。
また、人間用の薬や腐った食べ物、中毒を引き起こす食べ物・植物はな度を口にしてしまった場合も同様です。下痢だけでなく、神経症状などより重篤な中毒症状が現れることがあります。
「何かを飲み込んだかもしれない」と少しでも疑われる場合は、様子を見ずに、ただちに動物病院を受診してください。
4. ウイルス
犬がパルボウイルス、コロナウイルス、犬ジステンパーウイルスなどのウイルスに感染すると、下痢を引き起こす可能性があります。特に免疫力が弱い子犬や高齢犬は、これらのウイルス感染によって重篤な症状や合併症が発生しやすいです。
これらのウイルス感染を防ぐためには、定期的なワクチン接種が有効です。犬をウイルス感染から守るために、適切な時期にワクチンを接種し、健康管理を徹底することが重要です。
5. 寄生虫
回虫やジアルジア、コクシジウムといった、目には見えない消化管内寄生虫も、下痢の一般的な原因です。特に、子犬の長引く下痢では、まず寄生虫の感染が疑われます。
これらの寄生虫は、他の犬の便や汚染された土・水、あるいは母犬から子犬へ、と様々な経路で感染します。下痢だけでなく、体重が増えない、お腹だけがポッコリと膨らむ、毛ヅヤが悪いといった症状が見られることも。
寄生虫の多くは、動物病院での定期的な検便と、獣医師が処方する駆虫薬の投与によって、駆除・予防が可能です。お腹の中にいる虫は、市販の薬では対応できないことも多いため、必ず獣医師に相談しましょう。
6. 病気
食事の変更やストレスなど、思い当たる原因がないにもかかわらず下痢が長引いたり、良くなったり悪くなったりを繰り返したりする場合は、背景に何らかの病気が隠れている可能性があります。たとえば、消化酵素がうまく分泌されなくなる慢性膵炎、腸が慢性的な炎症を起こす炎症性腸疾患(IBD)、あるいは消化管の腫瘍などが、頑固な下痢の原因となります。
また、直接的な消化器の病気でなくても、腎不全や肝不全によって体内に溜まった毒素が腸を刺激し、下痢を引き起こすことも。
このような病気が原因の場合は、根本的な治療なくして下痢の完治は望めません。犬が下痢を繰り返すようなら、必ず動物病院で検査を受けましょう。
犬が下痢になってしまった時の対処法
犬が下痢を引き起こしてしまった場合、適切な対処を早急に行うことが重要です。放置しておくと、体調の悪化を招く可能性があります。
ここでは、犬が下痢をしてしまった際に飼い主がとるべき対処法を3つ紹介します。
- 運動を控えて家で安静にする
- 食事や飲み物の量を減らす
- 動物病院を受診する
それぞれの対処法について、詳しくみていきましょう。
1. 運動を控えて家で安静にする
愛犬が下痢をしているときは、激しい運動は避けて家で安静にさせてあげましょう。元気があるように見えても、下痢の原因が体調不良やストレスであるかもしれません。無理をさせないことが大切です。
軽い散歩程度であれば問題ありませんが、無理をしていないか注意し、疲れさせないように気をつけてください。特にお散歩中は、誤飲や拾い食いが下痢を悪化させる原因となることがあるため、細心の注意を払いましょう。
運動を控えて安静にさせることで、体が回復に向かうための余力を確保することができます。
2. 食事や飲み物の量を減らす
下痢をしている犬には思い切って半日から1日程度、食事を抜いてみるのも効果的です。食事を抜き、腸を休ませることで、炎症や刺激を軽減することができます。
また、絶食や絶水はすべての犬に適しているわけではなく、特に子犬や基礎疾患がある犬に対しては慎重に行う必要があります。流動食を少量与えることで、栄養不足や低血糖を防ぎつつ、腸への負担を減らせます。
3. 動物病院を受診する
愛犬の下痢が続いたり、他の異常が見られたりする場合には、迷わず動物病院に連れていきましょう。下痢自体は一時的なものかもしれませんが、以下のような症状が伴う場合は、より深刻な健康問題の兆候である可能性があります。
- 下痢の回数が多い
- 水様、ゼリー状の下痢
- 下痢が数日続いている
- 食欲や元気がない
- 嘔吐している ・・・etc
これらの症状が見られた場合は、より深刻な健康問題かもしれません。すぐに獣医師に相談することで、適切な治療を受けることができます。特に誤飲や誤食が疑われる場合には、迅速な対応が求められます。
病院では、状況に応じて催吐処置や外科的手術が必要となることもあるため、自己判断で処置を行わず、専門家に任せることが重要です。
犬の下痢を予防する方法
犬が下痢をしないためには、日頃から適切なケアが大切です。特に、食事内容や散歩中の行動、定期的な健康チェックが効果的です。中でも代表的な予防方法は以下の通りです。
- 愛犬に合った適切な食事を与える
- 散歩中の拾い食いに注意する
- 定期検診を受ける
- 愛犬の生活環境を整える
それぞれの予防法について詳しくみていきましょう。
1. 愛犬に合った適切な食事を与える
1つ目の予防法は、愛犬に合った適切な食事を与えることです。食事は犬の健康を支える基本的な要素です。特に新しいフードを与える時は、愛犬のお腹に負担をかけないよう工夫が必要です。以下のステップで与えていきましょう。
■ステップ1:まずは少量から与え始める
新しいフードを突然大量に与えると、犬の消化器系に負担をかけ、下痢の原因になります。初めてのフードは少量だけ普段の食事に混ぜ、消化器系への影響を慎重に観察しましょう。
■ステップ2:段階的に増量する
新しいフードに愛犬が慣れるまで、3〜7日かけて徐々にその量を増やしていきます。古いフードの割合を減らしながら新しいフードを増やすことで、消化器系がゆっくりと適応できます。
■ステップ3:愛犬の様子を観察する
フードを変更している間は、愛犬の体調や便の状態を観察し、下痢や嘔吐などの消化不良の兆候がないか確認してください。異常が見られた場合は、フードの変更を中断し、獣医師に相談するのが良いでしょう。
■ステップ4:ストレスの管理をする
犬は環境の変化やストレスに敏感で、消化不良や下痢を引き起こすことがあります。食事の変更だけでなく、日常生活の中で愛犬がストレスを感じないように穏やかな環境を提供することも重要です。
これらのステップを実践することで、食事の面における下痢のリスクを減らせます。
2. 散歩中の拾い食いに注意する
2つ目の予防法は、散歩中の拾い食いを防ぐことです。散歩中に犬が異物を誤って食べることは少なくなく、これが原因で下痢を引き起こすケースもあります。拾い食いを防ぐためには、次の対策を試してみてください。
<拾い食い対策>
■リードを短く持つ
犬が地面にあるものを簡単に食べられないように、リードをしっかりと短く持ち、犬が気になるものを見つけて近づく素振りを見せたら、素早く対応できるようにしましょう。
■訓練・しつけを行う
「落ちているものを食べない」という基本的なしつけをしておくと安心です。根気よく教えることで、愛犬の安全を守れます。
■注意をそらす
散歩中に犬が拾い食いしそうになったら、おもちゃや、おやつで注意をそらすのも効果的です。犬が拾い食いをする前に別のものに集中させることで、事故を未然に防ぎます。
■散歩後の健康状態をチェックする
散歩後には、犬の口の中や体をチェックし、異物を食べていないか確認します。もし異常が見られた場合は、早めに対処することが重要です。
3. 定期検診を受ける
3つ目の予防法は、定期的な健康検診を受けることです。定期検診は、犬の健康状態を把握し、早期に異常を発見するために欠かせません。特に、予防接種や健康チェックを通じて、下痢の原因となる病気を予防することが可能です。
<予防接種>
ウイルス感染などが原因で下痢が引き起こされることがあるため、定期的な予防接種を欠かさず行うことが重要です。予防接種は、犬の免疫力を高め、重篤な病気を防ぐ効果があります。
<病気の早期発見>
定期検診では、消化器系に関する異常や潜在的な病気を早期に発見できる可能性があります。早いうちに発見・治療ができれば、病気が悪化する前に適切な対処が可能になります。
<継続的な健康管理>
定期的に獣医師に相談することで、愛犬の健康状態を常に把握し、必要に応じたケアを受けることができます。「今は元気だから」と検診をサボらず、定期的に獣医さんに診てもらいましょう。健康を維持し、下痢などの症状を未然に防ぐためには、継続的なケアが不可欠です。
4. 愛犬の生活環境を整える
4つ目の予防法は、愛犬の環境を整えることです。犬がストレスを感じにくい環境づくりは、下痢の原因を減らすために非常に重要です。
日頃からスキンシップを大切にし、ストレスを与えないよう配慮しましょう。飼い主に体を撫でられたり声をかけられたりすることで、安心感を覚える犬は多く、これがストレス軽減につながります。
運動不足もストレスの一因となるため、散歩の頻度を見直すことや、おもちゃを与えて遊ばせることで、適度な運動を確保してあげましょう。
また、誤飲・誤食を防ぐためにも、部屋の中の危険な物は犬の手が届かない場所に置き、おもちゃも飲み込めないサイズを選ぶことが大切です。環境を整えることで、犬が安全で快適に過ごせる状態を維持し、結果として下痢を予防することができます。
犬の下痢に関するよくある質問
ここでは、犬の下痢に関するよくある質問をまとめました。
人間用の下痢止めを飲ませてもいいですか?
自己判断で人間用の薬を与えるのは、絶対にやめてください。人間と犬では、薬の成分や適切な量が全く異なります。人間用の整腸剤や下痢止めが、犬にとっては中毒の原因となり、かえって状態を悪化させてしまう危険があります。
また、下痢は体内の悪いものを排出しようとする防御反応の場合もあり、無理に止めない方が良いケースもあります。薬の投与は、必ず獣医師の診断と処方に従って行いましょう。
痢が治った後、すぐに元のフードに戻しても大丈夫ですか?
すぐに元に戻すのは避けましょう。下痢が治まって良い便が出始めたとしても、胃腸はまだデリケートな回復期にあります。ここで急に普段通りのフードに戻すと、再び下痢をしてしまうことが少なくありません。
おかゆや療法食から、普段のフードに切り替える際も、1週間ほどかけて、少しずつ割合を増やしていくのが、再発させないための重要なポイントです。
下痢の時、絶食は必要?絶水もした方がいい?
食事を休ませる絶食は有効な場合がありますが、絶水は危険です。下痢の時に半日〜1日ほど食事を抜くことは、荒れた胃腸を休ませ、回復を促す効果が期待できます。
しかし、水分まで絶ってしまうと、下痢による脱水症状が急速に悪化し、命に関わる危険があります。新鮮な水はいつでも飲めるようにしておいてください。ただし、体力のない子犬や老犬、持病のある子の絶食は低血糖のリスクもあるため、自己判断せず、必ず獣医師の指示を仰ぎましょう。
ストレスで下痢になることはありますか?
犬は非常に繊細な動物で、引っ越し、ペットホテル、雷、家族との長時間の別離など、精神的なストレスが自律神経を乱し、「過敏性腸症候群」のような下痢を引き起こすことがあります。原因となるストレスを取り除いてあげましょう。
まとめ
犬の下痢は、お腹の不調を示す非常に身近なサインです。その原因は食べ過ぎから病気まで様々で、個々の体質や年齢によっても症状は異なります。日頃から愛犬の普段の便の状態をよく知り、何が原因になりやすいかを理解しておくことが、いざという時の冷静な対処に繋がります。
ただし、下痢は時に脱水症状や重篤な病気のサインとなる危険も潜んでいます。ぐったりしている、血が混じるなど、本記事で解説した「危険なサイン」が見られる場合は、状態が悪化してしまう前に、迷わず動物病院を受診しましょう。
多くの下痢は、胃腸を休ませ、消化の良い食事を与えるといったご家庭でのケアで改善が期待できます。正しい知識を身につけ、慌てずに対処する方法を知っておくことが、飼い主としての自信と愛犬の安心に繋がるはずです。
また、日頃から腸内環境を整えるサプリメントを試したり、愛犬に合った消化の良いフードを選んだりすることも、下痢になりにくい丈夫なお腹を育てる上で有効です。

