犬や猫の涙やけの原因と涙やけ対策におすすめのドッグ・キャットフード | 和漢・みらいのドッグフード公式ブログ
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皮膚病・アレルギー

犬や猫の涙やけの原因と涙やけ対策におすすめのドッグ・キャットフード

愛犬ちゃん、愛猫ちゃんの涙目、外耳炎など、アレルギー症状は大丈夫ですか?

犬や猫が普段よりも多く体を掻いたり、なめたり、体を何かにこすりつけたりしているときは、皮膚疾患の可能性があります。愛犬ちゃん、愛猫ちゃんのこれらの行動に気づいたら、気にしている体の部位を調べてみましょう。
犬や猫の皮膚疾患症状

・脱毛 毛が抜けて皮膚に赤みがある。
・肉球 肉球が赤くなっている。
・眼  目の周りが赤くなっている。涙が溢れている。
・唇  上唇の裏が赤くなっている。
・耳  耳の内側が赤くなっている。

犬や猫の涙やけとは

犬や猫のかゆみや涙やけ
眼の周りの毛が涙によって茶色く変色してしまう「涙やけ」。何らかの原因により涙が溢れてしまうことによって起こります。特に、白色や薄い色の毛の犬でわかりやすく目立つため、気になって、病院で相談する飼い主さんも多いのではないでしょうか。

愛犬、愛猫のかゆみ・涙やけの症状

犬や猫のアレルギー症状

目の周りが変色

涙は本来無色透明ですが、毛に付いた状態のまま放置すると、時間とともに赤茶色に変色します。変色の原因としては、過剰分泌された涙が目頭の被毛に付着してバクテリアを繁殖させてしまい、涙の中のタンパク質、ミネラル成分が酸化する事に因ります。涙焼けの最大の特徴です。

目の周りが常に濡れている

角膜への刺激や、眼の痛みなどによって涙の産生量が増加することで起こります。角膜への刺激で代表的なものとして、まつ毛の異常があり、下記のように分類されます。

「睫毛乱生(しょうもうらんせい)」:まつげの生えている位置は正常ですが、まつ毛の向きが異常で眼にあたってしまう。
「睫毛重生(しょうもうじゅうせい)」:マイボーム腺というまぶたにある脂を分泌する腺からまつ毛が生えて眼にあたってしまう。
「異所性睫毛(いしょせいしょうもう)」:まぶたの裏の結膜からまつ毛が生えてしまう。

涙や目元が臭い

涙はほぼ無臭です。涙やけが原因で皮膚の病気を発症すると、目の周りの被毛に臭いを感じる状態に悪化することがあります。また、目の周りの常在菌の繁殖が影響している可能性もあります。

犬や猫の涙やけの原因

➀食事が原因によるアレルギー
②雑菌の繁殖
③鼻涙管閉塞・涙嚢炎
➃まぶたの構造やまつ毛の生え方の異常
➄角膜に傷がある
➅表面への涙の保持能力が低下
➆涙の生産量の増加
⑧遺伝

食事が原因で「かゆみ」「涙やけ」が起こる場合の原因

食事には、①食材の問題と②タンパク質や脂質など栄養摂取バランスの問題があります。

1)原材料の肉や野菜に、異物反応を起こすアレルゲンがある

原材料にアレルゲンが含まれる可能性
アレルギーは、体に異物が入った時に見られる防御反応です。異物として認識されるかどうか?は、フードの原材料に使用される動物や植物が育てられる環境によって、その度合いが変わってきます。

・体格を大きく育てるために、ホルモン剤を投与される場合がある。
・動物を育てるエサはコスト削減のために、石油系添加物が入ったものを使用される場合がある。(合成着色料、合成保存剤、合成酸化防腐剤、農薬のかかった食材)
・野菜など植物系原料は、農薬がかかっているものを使用される場合がある。

これらの要素が積み重なって、アレルギーに影響を与えます。つまり、例えば、「牛乳アレルギー」であっても、元となる牛がどのように育てられたか、その環境やエサでも、アレルギー反応が出る、出ないの反応が異なってくるということです。

弊社の原材料は、石油系添加物、農薬などを使用しない厳選された餌の元で育った動物や植物を使用しており、アレルギー性が少ないのが特長です。

2)タンパク質・脂質過多(比率)の問題

タンパク質や脂質の量が、愛犬、愛猫にとって「過多」もしくは「不足」といった、栄養バランスの相性があります。タンパク質を取ると、血行が良くなるのですが、体質によっては、結果的に痒みに繋がる場合があります。このタンパク質の適量は、ペットの体質によっても異なり、実際に使用して、反応の有無を見極めるしかありません。

一般的な総合栄養食  タンパク質(30%以上)→成犬・成猫向け
中タンパク質フード  タンパク質(25~30%未満)→シニア向け
低タンパク質フード  タンパク質(18~25%未満)→病気のペット向け

ただし、食材の種類や品質によって、タンパク質の調整をしなければ、アレルギーやかゆみ、涙やけを伴う場合がある。

犬や猫の涙やけ対策になるペットフード

ドッグ・キャットフードの成分を見直してみましょう

ペットフードの成分の見直しをしましょう
食事療法で皮膚ケアを始めようと思ったら、まずは今食べているドッグ・キャットフードの栄養成分を見直してみましょう。

粗悪なたんぱく質・粗悪な脂質・粗悪な穀物や乳成分が使用されていないかなど。もっともわかりやすいのは「タンパク質の比率」で、ドッグ・キャットフードのパッケージに記載されている「粗タンパク(蛋白)」の部分がそれにあたります。

皮膚病の場合、25%以下の中タンパク質フードが理想的です。一般的な総合栄養食は、30%前後の高タンパク質フードであることが多く、そのまま与えてしまうと、たんぱく質の過剰摂取により皮膚疾患を悪化させることになってしまいます。

無添加でもNG。ジャーキーなどおやつも注意

乾燥ジャーキーには要注意
おやつもタンパク質が多いものがあります。例えば乾燥ジャーキーなどはその代表です。容器の裏側を確認してください。「粗たんぱく質」が40%以上であれば要注意。タンパク質が凝縮したものは皮膚に負担をかけます。

今食べているドッグ・キャットフード、またはおやつが高タンパク質フードの場合、皮膚ケアのためには、皮膚病に適した栄養バランスの療法食に変更することが理想的ですが、以下のような工夫をすることで、タンパク質を薄め、皮膚に負担をかけないフードにすることができます。
→(手元のフードで皮膚ケアを強化する場合~茹で野菜~

5つの選び方のポイント

1.食物アレルギーの大きな原因として「タンパク質」が挙げられるので、特に高タンパクフード(タンパク質30%以上)は避ける。(タンパク質は20~28%以下の中タンパク質が推奨)

2.グレインフリーフード(穀物不使用)でもアレルギーが起きる可能性があるので、通常のフードに戻す。(グレインフリーは穀物を使用しない代わりに、タンパク質が多くなる傾向があります)

3.鶏、牛、豚などの家畜肉から鹿肉、カンガルー肉、ラム肉など希少性の高い肉を主原料にしたフードに切り替える。

4.ランキングサイトは、あくまでも参考程度にする。(順位は運営会社が原材料を主体にした選定したものであり、栄養学・客観的データに基づくものでないものが見受けられます。)

5.総合栄養食ではなく、特別療法食を選択する。(通常のフードでアレルギーが起きる場合には、一時的に特別療法食に切り替える)

おすすめドッグ・キャットフード選び
~臨床栄養学からみる皮膚ケアのための必須栄養素の品質について~

1)タンパク質30%以上のフードは避ける。
タンパク質は20~28%以下の中タンパク質が推奨されます。

2)脂質は10%以下のもの。
オメガ3、オメガ9が主体のものを選ぶ。

3)炭水化物は玄米を選ぶ
米などの穀物に反応するケースが考えられます。白米は吸収されやすいというメリットがありますが、その分アレルギーになりやすいというデメリットもあります。玄米は難消化性炭水化物と言って消化はされにくいですが、アレルギーには有利です。

涙やけ対策用ペットフードの効果を高める方法

手元のフードで皮膚ケアを強化する場合~茹で野菜~

高タンパク質フードにはゆで野菜を添える
今食べているペットフードが高タンパク質フードだった場合、茹でた野菜を使用することで、野菜の食物繊維でタンパク質を薄める(中和する)ことができます。濃縮されたカルピスを水で薄める事をイメージして頂くとよいかもしれません。

~茹で野菜の調理方法~
推奨される野菜(血糖値を上げにくい野菜)
サツマイモ・キノコ類・ニンジン・コマツナ・ブロッコリー
1、みじん切りにして10分間茹でる
2、茹で汁は捨てる(シュウ酸除去の為)

※焼く、レンジはNG

上記のように処理をした野菜は食物繊維を多く含み、タンパク質を薄め、調整することが可能です。

<具体例>
・タンパク質40%のペットフードの場合→ペットフード2:茹で野菜1=タンパク質26%
・タンパク質30%のペットフードの場合→ペットフード1に対して少量のゆで野菜=タンパク質25%

この茹でた野菜は、さまざまな食べ物のタンパク質を薄めることに使用できます。例えばフードのトッピングにお肉を使いたい場合、お肉単独ではタンパク質が30%程になり皮膚への負担が懸念されますが、ここに茹でた野菜を加えることでタンパク質を薄めることができます。

高タンパク質のおやつも同様です。皮膚病になると、さまざまな栄養制限がかかり、今まで食べていたおやつが食べられなくなることも多々ありますが、やはり茹でた野菜を加えることで、皮膚への負担を減らし、食べることができるようになります。

その他、かゆみ、涙やけ対策

1)サプリの活用

皮ふアレルギーに和漢みらいのペットサプリ(アレルプラス)
「和漢みらいのペットサプリ」には、皮ふアレルギー対策に特化した「アレルプラス」がございます。皮ふアレルギー用ペットフードとの併用がおすすめです。
和漢みらいのペットサプリ(アレルプラス)

その他、眼にいいブルーベリーや紫芋などアントシアニン系のサプリメントを摂ることで、涙やけが解決することがあります。また、生薬(和漢植物)を活用することも有効です。

♦菊花   清熱:炎症などの清熱・消炎効果
♦ウコン   クコの実 当帰の葉:「肝」血行促進
♦ガイヨウ  八角 ウイキョウ:「腎」の水分代謝力

2)和漢植物配合のドッグ・キャットフードの活用

みらいのドッグ・キャットフード(皮ふアレルギー用)
「みらいのドッグ・キャットフード」は、89種類の和漢植物を使用した無添加フードです。皮膚アレルギー用のタンパク質(22%)は、タンパク質を少々抑えながら、タンパク質過多を防ぐ「中タンパク質」の設計になっています。

その他の栄養素もアフコ基準に則って、バランスの取れた総合栄養食の基準内で設計されているため、極端な栄養制限をしておらず、長期的に使用しても問題ございません。
また、フードの大きな特長として、食物繊維がとても多いため、不要なものを吸着し排泄するデトックス効果が期待できるものとなっています。以上の理由により、年齢に関係なく、かゆみ、涙やけ対策を施した設計になっております。

涙やけ対策ドッグ・キャットフードに関するよくある質問

Q1. 涙やけ対策ドッグ・キャットフードが体に合っているか判断するポイントは?

健康状態に異変がないかを確認しましょう。異変がなければ合っているといえます。フード変更後から変化を感じるまでには少し時間がかかるので、便の状態などで体質に合っているかチェックしてみましょう。

・便の状態や臭い
つまみ上げてみても形が崩れず、トイレシートに少し跡が残るくらいの軟らかさが良いとされています。強すぎる臭いや、つかめないくらいの軟便、下痢、固すぎる場合には合っていない可能性があります。

・皮膚や毛並みの状態
皮膚に赤みやフケ、湿疹などがなく、毛並みや艶が良い場合には合っています。

・目元の状態
涙が過剰に出ていない、目に輝きがあり、力がある場合、合っていると言えます。

Q2. どれくらいで涙やけが改善されますか?

個体差はありますが、体質改善による涙やけや毛並み、臭いの変化は、それなりに時間もかかるものですので、目安はフード変更後3ヶ月~6カ月程度です。また、涙やけをしていない綺麗な毛が発毛し、毛の色の改善が確認できるまでの期間は約28日です。しかし、どんなに高品質な涙やけ対策フードでも、体質に合わず涙やけが改善しない、悪化してしまうということも残念ながら無いとは言えません。

ドッグ・キャットフードを切り替えてから6ヶ月程度様子をみても改善が見られない場合は、合っていない可能性があるので、また別のドッグ・キャットフードへ徐々に変更することをおすすめいたします。

Q3. 涙やけ対策にはグルテンフリーのドッグ・キャットフードがおすすめ?

グルテン(小麦)には、もちもちとした特徴があり、その粘つきが腸壁を刺激してアレルギーの原因になることが多いため、グルテンフリーフードが基本となります。

まとめ

涙やけの原因と涙やけ対策についてご紹介いたしました。原因が分からない涙やけは身体の内側から改善していくことが必要です。涙やけ対応のフードやサプリメントはたくさんありますが、それぞれの商品の性質によっても、愛犬ちゃんや愛猫ちゃんの体質や犬種・猫種によっても、効果は変わってきます。涙やけに関する知識を身につけ、愛犬ちゃん、愛猫ちゃんに合うフードをしっかり選んであげてくださいね。

東洋のチカラでサポートする
「みらいのドッグ・キャットフード」(皮膚アレルギー用)

「みらいのドッグ・キャットフード」(皮膚アレルギー用)
みらいのドッグ・キャットフード「皮膚アレルギー用」はタンパク質比率を22%に設計し、制限臨床栄養学的に適切な制限を加えています。

さらに、みらいのドッグ・キャットフード「皮膚アレルギー用」は、多くの和漢植物を配合していることで、皮膚へのサポート力を強化しています。
例)ホコウエイ、板藍根、銀杏、テンキョウニン、白きくらげ、黄精

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