犬や猫に良い脂・悪い脂(2022バージョン) | 和漢・みらいのドッグフード公式ブログ
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犬や猫に良い脂・悪い脂(2022バージョン)

犬や猫の体に良い脂、悪い脂
飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の種類
飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸とは
飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸のメリット、デメリット
オメガ3脂肪酸の効果
オメガ9脂肪酸の効果
オメガ6脂肪酸の注意点
オメガ3脂肪酸の重要性
愛猫、愛犬へのオメガ3脂肪酸の与え方
体に良い脂、悪い脂

犬の体に良い脂・悪い脂

~身体に炎症を起こす可能性のある「飽和脂肪酸」と炎症を抑える「不飽和脂肪酸」/「オメガ3脂肪酸」等~

「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の違い

油脂には脂肪酸が含まれ、「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」があります。

飽和脂肪酸」は常温で固形となる
バター、ラード、牛や豚の脂身、ショートニング、マーガリン、綿実油、ココナッツ油に多く含まれます。飽和脂肪酸はたくさん食べる必要はありません。

不飽脂肪酸」は常温で液体となる
植物性の油、魚油などに多く含まれています。
オリーブオイル、菜種油、コーン油、ひまわり油、サフラワー(紅花)油、綿実油、フラックスオイル(亜麻仁油)、イワシ・サンマなどの魚油、しそ油に多く含まれます。

「不飽和脂肪酸」は3種類あり、それぞれ体への影響が異なります。

「飽和脂肪酸」と「オメガ6」は避けて、「オメガ3」か「オメガ9」を利用する

◆「飽和脂肪酸」 → 体内で固まりやすい
◆「オメガ6脂肪酸」 → 炎症を起こす可能性

【「オメガ6」と「オメガ3・オメガ9」のバランスが取れていると…】
脂肪酸から得られる効果が最大化

「不飽和脂肪酸」の種類

【抗炎症効果】 ①オメガ3脂肪酸
えごま油亜麻仁油、しそ油、青魚の魚油に多く含まれています。熱に弱く、身体の中で作ることができないので、食べ物から積極的に取り入れる必要があります。炎症を抑えたり、ホルモン調整によく、癌や腫瘍などにも有用性が認められています。

【抗炎症効果】 ②オメガ9脂肪酸
オリーブオイル、菜種油、米油などに多く含まれています。身体の中で作ることができ、熱に強いので過熱に向いています。血流を促進し、「オメガ3」ほどではありませんが、炎症を抑える作用があります。

【炎症効果】 ③オメガ6脂肪酸
ごま油、コーン油、ひまわり油、紅花油、綿実油などに多く含まれています。一見、ヘルシーそうな種類の脂ですが、「オメガ6脂肪酸」は、身近な食品に多く含まれて、自然と過剰に摂取してしまう傾向にあります。コレステロール濃度を下げる一方、炎症を広げる作用がありますので、摂りすぎに注意する必要があります。

「オメガ3脂肪酸」を積極的に摂る

体内でおきる炎症症状も抗炎症症状も、どちらか一方というより、それぞれ大事な役割がありますが、健康体質を作るためには摂取する比率が大切です。

とくに「オメガ3脂肪酸オメガ6脂肪酸」比率は「1:2」~「1:4」が理想です。現代人は「1:50」になっていると言われています。積極的にオメガ3脂肪酸を摂ることが重要です。

愛犬・愛猫には「オメガ3脂肪酸」はどれくらいあげたら良いの?

【病気の場合】
体重1㎏に対しアマニ油、えごま油2.5㎖ / 日まで

例) 2㎏の場合
2㎏×2.5=5㎖(小さじ1杯)まで

【健康な場合】
上記【病気の場合】の1/10~1/2程度
※痩せている場合には多めにあげても問題ございません。

脂は、体に良い脂、悪い脂があります。

体の中で固まる脂「飽和脂肪酸」と流れる脂「不飽和脂肪酸」。
炎症の原因になりうる脂「オメガ6」、抗炎症効果のある脂「オメガ3、オメガ9」。

特に食欲がなく、痩せ気味の場合には、ぜひ「オメガ3」を積極的にあげるのは正しい判断です。もちろん、痩せてなくてもOKです。ただし、過剰摂取は便が緩む傾向がありますので、その点だけ注意していただければと思います。

体で固まらない、良い脂「不飽和脂肪酸」を積極的にとりましょう

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